出版社内容情報
坂本龍子は高知県の県庁職員でありながら、政治の世界では数々の難問を解決する「交渉人」と呼ばれ、名を馳せていた。
ある日、龍子の元に京都府知事から、低迷した日本を救うため、都を西に移したいと依頼が入る。
京都・大阪・兵庫の三府県が手を組み、西の統一をはかりたいので、龍子に力を貸してほしいのだという。
龍子はこの法外な依頼によって、令和の龍馬の如く国のために動くことに。
果たして、京阪神は仲良く手を組むことができるのか!? そして京都の思惑は実現するのか!?
内容説明
坂本龍子は高知県の県庁職員でありながら、政治の世界では数々の難問を解決する「交渉人」と呼ばれ、名を馳せていた。ある日、龍子の元に京都府知事から、低迷した日本を救うため、都を西に移したいと依頼が入る。京都・大阪・兵庫の三府県が手を組み、西の統一をはかりたいので、龍子に力を貸してほしいのだという。龍子はこの法外な依頼によって、令和の龍馬の如く国のために動くことに。果たして、京阪神は仲良く手を組むことができるのか!?そして京都の思惑は実現するのか!?
著者等紹介
篠友子[シノトモコ]
高知県生まれ。27歳で起業後、映画専門フリーペーパー「ステナイデ」の企画・発行を機に映画業界に関わり、1980年以降映画宣伝に従事する。これまで120本以上の邦画やドラマの宣伝を担当。2022年に本書で小説家としてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ドットジェピー
4
面白かったです2025/03/30
のりたま
0
物語は京都府知事が東の京の体たらくを見かねて京都を再び都にするという野望を抱いたことから始まる。その思いを実現させるのに京都、大阪、兵庫、の京阪神での連合を構想し、そのための交渉人として名高い高知の県庁で働く坂本龍子氏を招聘した。元々は各々の利害しか頭には無かった各府県の知事たちも彼女と時をともにするにつれて国民のための政治へと思いを改めていった。この著作で印象に残ったのは複雑だからと妥協するなという言葉であった。政治家に限らず慣習や複雑を言い訳にしたことがある人は多いのではないだろうか。2025/03/17