感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yomineko@ヴィタリにゃん
61
ウクライナ侵攻は2022年2月24日。あの日から何も変わらない。世界はもっとひどい状態になっている。結束の強いウクライナ人達。「こんばんは、こちらウクライナです」が国民のスローガンとなり、音楽にもなっている。2023/12/06
けんとまん1007
59
家。その形式は別として、人にとっての家の意味するものを考える。そこで過ごす時間、その空間が与えてくれるもの。そこに暮らすこと。家は、思いのほか、簡単に壊されてしまうことがある。それでも、人は生きていく。そのためには、自分のこころの持ちようが大事になる。そこから、明日への希望が生まれる。その希望すら持てない子供たちが増えている、この世界。何を考えるべきか。2024/09/09
喪中の雨巫女。
17
《図書館-新着》ウクライナで、実際おきている。家って本当に大事なもの。戦争早く失くなれば、いいのに。2023/11/21
みさどん
16
哀し気な青い目の少年が幸せに過ごした家は壊れ、次々と場所を変えながら避難していく。ここでは家、住処がクローズアップされている。避難したら日々の普通の生活はできない。しかも戦争で破壊されたら、帰るところも近所も知り合いもなくなるってこと。お父さんは家族を励まして、戦場に向かうけれど、想像だにできない辛い現象だ。巻末にウクライナの戦時中のシンボルなどが紹介されている。一刻も早く戦争が終わることを願ってやまない。2025/01/05
Cinejazz
16
〝ぼくは、この素敵な家に、パパとママと犬のテレシクと住んでいた。ある日、戦争が始まった!…家は、必死にぼくたちを守ってくれた。 お陰で、ぼくたちは助かった。でも、家は助からなかった。だから、何処か別の家を探さないといけないんだって…〟2022年2月、ロシアがウクライナに侵攻が始まったその朝、砲撃の音で目を覚まし、数日後には実家に避難したウクライナの女性ジャ-ナリストが、戦争で「いえ」を奪われ、行く当てのない大勢の子どもたちに、明日への希望を抱かせようと書き上げられた絵本。2024/09/08