内容説明
午後4時、ニューヨーク―中東全域にとって新時代の幕開けとなる歴史的な瞬間を目前に控え、その舞台となる国連本部は厳戒態勢が敷かれていた。米国のテイラー大統領との度重なる交渉の末、カミスタンのハッサン大統領が核兵器開発の中止を含む平和協定に調印する事となっていたのだ。そんなニュースを横目に孫との平穏な時間を楽しむジャックは、娘キム夫婦の誘いを受け、L.A.に一緒に引越す事を決断する。だが、突如現れた情報屋ビクターからハッサン大統領の暗殺計画がある事を開き、ビクターを証人としてCTUへ引き渡す役を買う事となる。引き渡し場所はほんの数ブロック先であったが、警察無線を傍受する敵の迫手はすでに間近に迫っていた―。ジャックの人生で「最後」の1日が始まった…。
著者等紹介
阿部清美[アベキヨミ]
翻訳家・通訳・ライター。映画雑誌、ムックなどで翻訳、執筆を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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