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竹書房文庫
星に願いを。

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  • サイズ 文庫判/ページ数 191p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784812411643
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0174

内容説明

北海道・函館。3年前の交通事故により、失明し、声も失ってしまった青年・笙吾。事故直後、心を完全に閉ざしてしまった彼に立ち直るきっかけを与えたのは担当の看護師・奏の存在だった。献身的な看護と時に厳しいリハビリによって笙吾は再び生きる力を取り戻すのだった。そんなふたりは時を重ねるにつれ、言葉を超えて心通じ合う特別な存在になっていく。しかし、幸せな時間はこれからという時、再び笙吾は事故に遭い、奏の目の前で亡くなるのだった…。しかし、流星のパワーがふたりに数日間だけ猶予を与えてくれた―。北海道・函館を舞台に、純粋な“想い”が招く“恋の奇跡”を描いた、ファンタスティックなラブ・ストーリー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おかむー

77
まぁ映画のノベライズらしいというか全体に浅めな感触はあるけれど、ラストあたりはそれなりにじわっとくるあたり手慣れてるのかな。『もうすこしです』。TVドラマや映画で典型的な「心残りを清算するために人生ちょっとだけ延長モノ」ではあるし、登場人物同士の関係性を実感できるだけの描写が足りてないし、唐突に頭の中の声が生まれ変わりの「説明」始めちゃって興ざめ半端ないし、終始ひっかかるのだけれどラストで無暗なご都合に走らず切なく終わらせたことでなんとか好印象になりましたね。2016/05/09

あつひめ

72
人は生きているうちは自分の本当の思いを感じる、理解することができない生き物なのだろうか…と切ないながら疑問に思ってしまった。生きているってそれだけで自分の思うとおりに進むと思ってしまうからだろうか。人の生死を目の当たりにする職業に就いているからこそ、死の先にあるものが余計にわかってしまう。3日間という限られた中でもっと何か…と望む方が不自然なのかな。もっと笙吾自身の思いを伝えてほしかった。と言うより、葉月先生はどうするつもりなんだろう?とか読者の心残りはいっぱいだ。2014/04/04

Kenji

14
読みやすかったです。圭吾と奏の間で お互いに特別な感情が芽生えていくいきさつが わかりずらかったのですが。物語そのものは、よかったです。ファンタジー恋愛小説といった感じでした。2014/09/30

ヒロ

3
自分の正体を好きな人に教えたいのに教えられない。その描写が好きです。ずっとこのまま付き合っていけば良いのになと思える主人公の二人でした。映画と合わせて読むのもオススメ。2015/03/25

ふでこ

2
切ない。映画も観てみたい。2022/12/10

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