内容説明
“死者を見る能力”を持つ少年コール・シアーに安息の時間は訪れない。課外授業中、偶然目撃した飛行機墜落事故が解決したのも束の間、再び事件が起こった。親友であるジェイソンの兄テッドが謎の失踪を遂げたのだ…。さらに飛行機事故で亡くなった人間が再びコールの前に現れる…。事件は解決したはずではなかったのか？テッド失踪との関係性は？コール少年の“シックス・センス”によって、謎は解明されるのか―。『シックス・センス 生存者』に続く、オリジナル小説シリーズ第２弾。
著者等紹介
ベンジャミン，デイヴィッド［Ｂｅｎｊａｍｉｎ，Ｄａｖｉｄ］
１９７２年、ニュージャージー生まれ。ニューヨークの出版社で編集者をつとめるかたわら、執筆活動も行っており、主な著書には“Ｅｙｅ ｏｆ ｔｈｅ Ｔｏｒｎａｄｏ”“Ｈｅａｒｔ ｏｆ ｔｈｅ Ｑｕａｋｅ”“Ｔｅｎ Ｔｈｉｎｇｓ Ｉ Ｈａｔｅ Ａｂｏｕｔ Ｙｏｕ”などがある
酒井紀子［サカイノリコ］
１９６１年東京生まれ。翻訳家。洋画字幕翻訳、出版翻訳に携わる。主な訳書として『マイ・ライフ』『ピクチャー・ブライド』（キネマ旬報社刊）、『キアヌ・リーヴス／大いなる野望』（メディアックス刊）、『ロック、ストック＆トゥー・スモーキング・バレルズ』『スリーピー・ホロウ』（徳間書店刊）、『シックス・センス』『シックス・センス 生存者』（小社刊）など
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りゅう☆
82
映画「シックス・センス」の続編。幽霊の見えるコール少年の友達ジェイソンの兄が突然行方不明に。ジェイソンと一緒に兄を探すコール。増える行方不明の若者達。大好きな兄が失踪したジェイソンの環境が父がいなくなった寂しさを蘇えらせる。きたきた…ゾワゾワ…飛行機墜落事故で亡くなった耳なし幽霊は何をコールに訴えてるのか。謎の少年エディ、失踪少女ブレンダとの関係は？安心感あって頼れるブラウン刑事と協力しながら幽霊の謎を解きつつ意外な繋がりはあったものの、若さゆえの結末に小説としてもあまりひねりもなく、物足りなさありかな？2016/04/17
takaC
41
なるほど、”連続”3部作なんだね。作者と訳者の腕に期待して次のHANGMANを読みたい。2014/09/05
ヴェルナーの日記
17
飛行機事件が一段落し、平穏な生活に戻ったコール。ジェイソンという友人と、コールの能力に理解を示し、事件で協力してくれたブラウン刑事とも知り合うことも出来た。そんなある日、ジェイソンの兄テッドが、何の前触れもなく失踪してしまう。しかも近頃フィラデルフィアでは、テッドと同じ年頃の少年少女が次々と行方不明になっていた。そして、コールの前に消えていったはずの飛行機事故の幽霊が、１人現れる！だが、彼は何も話さない。この幽霊と失踪事件に関連性はあるのか？消えた少年少女は、何処へ行ったのか？？コールの探索が始まる……。2014/11/26
そぼろ
6
まぁ三部作の真ん中、こんなもんでしょう 最終章に期待2020/05/31
mutuki
6
アメリカは本当に未成年の行方不明が多くて、 この結末は非常にポジティブな方だと思う。 コールがたった一人で孤独に戦っているのではなく、 母親、親友、父代わりのような刑事、理解者である教師など 彼をとりまく「優しい生者」がいるのは読んでいて ほっとする。 コールはまだまだちびっ子なんだから、もう少し 食欲出てくれればいいなあとかいつも思う。2018/06/30
