内容説明
「聖母マリアがルルドにふたたび現われる」教皇庁の発表は、世界に大きな衝撃をもたらした。かくて、各国から多様な人びとがルルドへ集まってくる。病いを克服しようとひたすら願う女性。奇蹟のために手術を放棄した男と、それを止めようとする婚約者。権力の座を目前に死を宣告され、奇蹟にすがる政治家。記者生命をかけてルルドの嘘を暴こうとする特派員。そして、大義のために聖地破壊をもくろむ革命家…超ベストセラー作家が壮大な構想で贈る『イエスの古文書』と並ぶ歴史サスペンス大作。
著者等紹介
ウォーレス,アーヴィング[ウォーレス,アーヴィング][Wallace,Irving]
1916年シカゴ生まれ。第二次大戦中は空軍の映画班に勤務、戦後は映画シナリオ作家となる。綿密な取材と、卓抜なストーリーテリングで、小説家としても大成功をおさめる。90年死去
青木久惠[アオキヒサエ]
英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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