角川ソフィア文庫<br> 少年の憂鬱―千夜千冊エディション

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角川ソフィア文庫
少年の憂鬱―千夜千冊エディション

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  • サイズ 文庫判/ページ数 416p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784044004149
  • NDC分類 019
  • Cコード C0195

出版社内容情報

本は遊びたがっている。知はつながりたがっている。これは文庫革命だ!失ったものを追いつつ、無謀な冒険に挑む絶対少年たち。その妄想と葛藤を描いた名著・名作が、次から次へと案内される。

第一章 失われた時へ
ジャック・プレヴ ール『金色の老人と喪服の時計』七八八夜
中勘助『銀の匙』三一夜
石川啄木『一握の砂・悲しき玩具』一一四八夜
マルセル・プルースト『失われた時を求めて』九三五夜
トルーマン・カポーティ『遠い声 遠い部屋』三八夜

第二章 幼な心の秘密
ヴァレリー・ ルボー『幼なごころ』一一六九夜
ジュール・ヴェルヌ『十五少年漂流記』三八九夜
マーク・トウェイン『ハックルベリイ・フィンの冒険』六一一夜
チャールズ・ディケンズ『デイヴィッド・コパフィールド』四〇七夜
カルロ・コッローディ『ピノ ッキオの冒険』五一六夜
モーリス・ルブラン『奇巌城』一一七夜

第三章 大人になりたくない
ノヴァーリス『青い花』一三二夜
アーダルベルト・シュティフター『水晶』六〇四夜
ウィーダ『フランダースの犬』四二六夜
モーリス・メーテルリンク『青 い鳥』六八夜
ジェームズ・バリ『ピーター・パンとウェンディ』一五〇三夜

第四章 菫色の悪だくみ
ヘルマン・ヘッセ『デミアン』四七九夜
ウィリアム・ゴールディング『蝿の王』四一〇夜
ギュンター・グラス『ブリキの太鼓』一五三夜
ロートレアモン『マルドロールの歌』六八〇夜
オスカー・ワイルド『ドリアン・グレイの肖像』四〇夜
ジャン・ジュネ『泥棒日記』三四六夜
スティーヴン・キング『スタンド・バイ・ミー』八二七夜

第五章 憂鬱も悲哀も憧憬も
有島武郎『小さき者 へ』六五〇夜
ジョルジョ・デ・キリコ『エブドメロス』八八〇夜
野口雨情『野口雨情詩集』七〇〇夜
北原白秋『北原白秋集』一〇四八夜

第六章 わが少年期の日々
谷内六郎『北風とぬりえ』三二八夜
林不忘『丹下左膳』七三四夜
吉見昭一『虫をたおすキノコ』四六四夜
実野恒久『乾電池あそび』六一九夜
中西悟堂『かみなりさま』一二四七夜
市橋芳則『キャラメルの値段』六七五夜
奥成達『駄菓子屋図鑑』二〇八夜
上笙一郎・山崎朋子『日本の幼稚園』五六二夜


松岡 正剛[マツオカ セイゴウ]
著・文・その他

目次

第1章 失われた時へ
第2章 幼な心の秘密
第3章 大人になりたくない
第4章 菫色の悪だくみ
第5章 憂鬱も悲哀も憧憬も
第6章 わが少年期の日々

著者等紹介

松岡正剛[マツオカセイゴウ]
編集工学者、編集工学研究所所長、イシス編集学校校長。1980年代に情報文化と情報技術をつなぐ方法論を体系化し「編集工学」を確立、様々なプロジェクトに応用。2000年ブックナビゲーションサイト「千夜千冊」の連載を開始。同年、eラーニングの先駆けともなる「イシス編集学校」を創立。近年はBOOKWAREという考えのもと膨大な知識情報を相互編集する知の実験的空間を手掛ける。また日本文化研究の第一人者として「日本という方法」を提唱し独自の日本論を展開(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

111
文庫版千夜千冊の5冊目で、子どもが内面に抱える悩みや葛藤などをどのような物語に仕立て上げてくれたかの小説などを紹介してくれています。このような作品になると約7~8割がたは読んだ作品が多いのですがやはり独特の切り口での分析をされています。作品の作者やほかの作品にもかなり触れられています。プルーストの「失われた時を求めて」を入れておられるならば、「チボー家の人々」も入れてほしかった気がします。2018/12/29

藤月はな(灯れ松明の火)

86
少年の心を忘れない、伸びやかでしなやかな書評集。子供だった時の悩みや疑問にソッと寄り添ってくれるのが本であった事に「銀の匙」への文章への注目は目から鱗でしたし、「ピーター・パンとウェンディ」や「蠅の王」への着眼点も面白かったです。そして「小さき者たち」への生と死、そして人生に真摯に向き合うが故の一種の徹底した自己否定と透徹さに言及した章に有島武郎作品を始めて読んだ時の衝撃を思い出さずにいられない。「エブドメロス」、読んでみたい。2019/02/27

阿部義彦

20
松岡正剛さんの千夜千冊エディション今回のテーマは「少年の憂鬱」このシリーズは既に読んだ方は気づいてると思いますが、本そのものを語る事よりは当時の正剛さんの生活や恩師、同僚、その他色々の過去の精神遍歴をさり気なく綴ることに重きを置いているような気がして、そここそが読み所では無いでしょうか?そんな正剛さんの少年時代のエピソード、忘れられない先生、チャンバラの記憶などが万華鏡の如く語られます、これは楽しいですよ!初めて千夜千冊に挑戦する方はこの巻から読んだら良いと思います。2018/11/17

アドソ

18
中学の美術の教科書だったと思うのだけど、キリコの「通りの神秘と憂鬱」にくぎ付けになってしまった。キリコが書いた小説があると数年前に知ったものの、未だ入手できていない。さてその『エブドメロス』の項だけ読むつもりが、あれよあれよと引き込まれて結局全部読むことに。ネットでは時々眺めていた千夜千冊、こうしてテーマ別に編んだものをまとめて読むと、哲人セイゴオさんの整理された知識量に圧倒される。私にはまだこんな読み方はとてもできないけれど、なんだか読書の作法自体を示されているようで。2019/04/08

karutaroton

11
このシリーズを読むと、自分がすごく賢くなった気がする。 破茶滅茶な石川啄木。プルーストの「コンプレ」の行ったり来たり。ディズニーじゃないピーターパン。ヘッセとキリスト教。「ほんと」と「つもり」と「もどき」。オスカーワイルドの幸福な王子の複雑さ。スティーブンキングと宮部みゆき、新井素子、荒木飛呂彦。キリコの絵、野口雨情の詩。みたいなことが一冊に詰まってるって、なんて素敵な!2019/04/04

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