ジェンダー化する哲学―フェミニズムからの認識論批判

ジェンダー化する哲学―フェミニズムからの認識論批判

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  • サイズ B6判/ページ数 274p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784812299326
  • NDC分類 367.2
  • Cコード C3010

内容説明

天使のように繊細に、悪魔のように大胆に。男性によって独占されてきた哲学パラダイムへ女性からの挑戦。

目次

1 新しい哲学の形成にむけて(「『暗い時代』の人間性」―H・アーレントの「友愛(友情)」について
「自分の身体(からだ)」というテーマ―フェミニズムと身体文化論)
2 フェミニズム理論の現場から(分断する法/介入する政治;女性に関する表象の問題―デリクールをめぐって;フェミニズム思想批評の展開)
3 男性中心主義哲学の陥穽(知覚・快楽・芸術―美とは何か;ジェンダー形而上学批判)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

雅人

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フェミニズムから法や美学、ひいては哲学を読み直した論文集。従来哲学における男性中心的な論理体系の過程と成立を丁寧に読み解き、批判し、隠蔽され忘却された女性を浮かび上がらせる。哲学に内包されるジェンダーに対する考察に目を見張るものがあった。こういった論文が読みたかった。2013/07/12

ハンギ

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大家とも言うべき人たちが執筆しており、とても見ごたえがある。特に大越愛子のフランス・フェミニズムについての論考と、「ジェンダー形而上学批判」という家父長制や性役割から見たカントとヘーゲル解釈にはなるほどと思わせられる。ただ全般的にはフェミニズム系の人が執筆されており、例えば北川東子によってバトラーは批判されてしまうけど、それは立場上のものかもしれない。具体的な資料や個人名の言及が多く勉強になるが、フェミニズム(たとえば女権拡張など)の人なのに、ジェンダーの立場なのは何となくおかしいと思う。2011/07/03

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