出版社内容情報
砥石で潤う豊かな村には、禁忌の〝掟〟が存在した――
隠密同心が御神体の正体と村の悪事を暴く!
因習に囚われた人間の愚かさと哀しさを描く傑作時代小説。
これは龍神の眼じゃ。富を生む砥窪の安寧と長命になる蓬をくださる。
隠密同心の長澤多門は、小日向藩石場村へ赴いた。そこは上物砥石を産する豊かな地。奉行所から、翡翠のごとき美しい砥石の闇取引根絶のため、探索を命じられたのだ。砥改人に扮して潜入するや、多門は次々と奇妙な風習に遭遇する。信仰を集める「おりゅうさま」と絶対に入ってはいけない禁足地の存在、男たちが二十五歳で長寿の祝いをすること、夜中にしか表に出ない不思議な兄弟――。だが、ある女の死によって、多門の前に村ぐるみの罪業が浮かび上がる……。
内容説明
隠密同心の長澤多門は、小日向藩石場村へ赴いた。そこは上物砥石を産する豊かな地。奉行所から、翡翠のごとき美しい砥石の闇取引根絶のため、探索を命じられたのだ。砥改人に扮して潜入するや、多門は次々と奇妙な風習に遭遇する。信仰を集める「おりゅうさま」と絶対に入ってはいけない禁足地の存在、男たちが二十五歳で長寿の祝いをすること、夜中にしか表に出ない不思議な兄弟―。だが、ある女の死によって、多門の前に村ぐるみの罪業が浮かび上がる…。隠密同心が御神体の正体と村の悪事を暴く!因習に囚われた人間の愚かさと哀しさを描く傑作時代小説。
著者等紹介
麻宮好[アサミヤコウ]
群馬県生まれ。大学卒業後、会社員を経て中学入試専門塾で国語の講師を務める。2020年、第一回日本おいしい小説大賞応募作である『月のスープのつくりかた』を改稿しデビュー。22年、『恩送り 泥濘の十手』で第一回警察小説新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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