内容説明
本書では、道路沿いに暮らすファンがどのように農業をおこない、どのような問題(ジレンマ)に直面しているのかを明らかにする。それを通して、今日、カメルーンを含めた熱帯アフリカでグローバルに展開している狩猟規制や森林保全といった環境保全の動きが、何を見ようとして、何を見落としているのかを示した。
目次
序章 中部熱帯アフリカにおける農業・農民研究の課題
第1章 ファンの農業と狩猟採集活動
第2章 ファンの農業生産における労働力確保のしくみ
第3章 カカオ導入の歴史と地域的差異
第4章 カメルーン南部のカカオ・アグロフォレストリー
終章 21世紀の中部熱帯アフリカ農業の展望
著者等紹介
坂梨健太[サカナシケンタ]
1981年熊本県生まれ。2012年京都大学大学院農学研究科博士課程単位取得退学。現在、日本学術振興会特別研究員PD。京都大学博士(農学)。専門は農業経済学、地域研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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