オセアニアと公共圏―フィールドワークからみた重層性

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  • サイズ A5判/ページ数 274p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784812212509
  • NDC分類 389.7
  • Cコード C3039

目次

規範的公共性を越えて
第1部 公共圏の重層性(ヤップ州離島の公共圏の重層性―公務員アソシエーションと交易ネットワーク;国家からの離脱と「市民社会」―ソロモン諸島における開発的公共圏の伸縮;民族化する国家体制と離脱する人びと―フィジーのラミ運動からみる公共圏形成;植民地期サモアにおける公衆衛生と公共圏―第2次マウン道の展開を中心として;サモア社会に公共空間は存在するか?;譲渡できないものを贈与する―ヴァヌアツ・アネイチュム島における名前の贈与と公共圏;パプアニューギニア都市における「公共空間」の可能性―ポートモレスビーのセトルメント住民の日常生活実践から)
第2部 トランスナショナルな公共圏(ディアスポラ的公共圏の生成―バナバ人ナショナリズムを超えて;移民にとっての公共圏はどのようにトランスナショナルなのか?―パプアニューギニア華人社会における多言語状況;脱植民地期ミクロネシアにおける公共圏・公共的空間の問題系―「ミクロネシア・沖縄問題」の設定にむけて)
第3部 多配列な公共圏と単配列な公共圏(オセアニアにおける公共圏、親密圏の出現;グローバル化する「公共宗教」の行方―ソロモン諸島における教会活動とガバナンス構築;太平洋諸島フォーラムと市民社会―オセアニアにおける「地域的公共圏」をめぐる一考察)

著者等紹介

柄木田康之[カラキタヤスユキ]
宇都宮大学国際学部教授。オセアニア、ミクロネシアの文化人類学専攻

須藤健一[スドウケンイチ]
国立民族学博物館館長。オセアニアの社会人類学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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