内容説明
アーサー・セシル・ピグー(1877‐1959)の思想と厚生経済学との関連を追究する。功利主義原理の再解釈を通じて、ピグーの厚生経済学の基礎にある道徳哲学の全体像を再構成する。
目次
理想的功利主義者としてのピグー
理想的功利主義の構造
「効用」「経済的厚生」「厚生」概念の再検討
正義の問題
世代間問題
ピグーと優生思想
ピグーの体系における重層的理解のまとめ(体系的考察)
著者等紹介
山崎聡[ヤマザキサトシ]
1995年横浜国立大学経済学部国際経済学科卒業。2008年一橋大学大学院経済学研究科博士後期課程修了(経済学博士)。現在、高知大学・教育研究部人文社会科学系・准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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