内容説明
「人はなぜ遊ぶのか?」―古今東西の先人が取り組んだ命題に人類学のフィールドワーカーが挑む。遊びを知的に考察することの楽しさを分かちあう、遊び研究のエッセイ集。
目次
人の遊びをどうとらえるか―遊び論の二つの系譜
遊び研究の“むずかしさ”と“おもしろさ”―動物行動学からみた系譜
森に遊び森に学ぶ―狩猟採集民の子どもの遊び
ニホンザルの遊びの民族誌―金華山・嵐山・幸島・志賀高原のコドモたち
人間らしい遊びとは?―ヒトとチンパンジーの遊びにみる心の発達と進化
いまの子どもは本当に遊ばなくなったのか―野外体験にみる子どもたちの遊び
著者等紹介
亀井伸孝[カメイノブタカ]
東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所研究員。専門は文化人類学、アフリカ地域研究。おもな著作に『アフリカのろう者と手話の歴史』(明石書店、2006年、2007年度国際開発学会奨励賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。