感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆみねこ
75
ダナエ・まぼろしの虹・水母の3編。画家、クリエーターの世界。表題作も他の2編も引き込まれて一気に読みました。芸術とそこに絡み合う男と女。藤原さんの文章のテンポは好きです。これがもう読めないのは切ないですね…。2017/11/07
クリママ
33
表題作含む短編4編。「ダナエ」あまりいなさそうな男。思わぬ展開。やっぱり、良くも悪しくもちょっとキザかな。2018/03/27
emi*
13
芸術に携わる男女のお話でした。 これまで読んできた伊織さんの本の中では、読むのに時間がかかってしまったかな。 3編に出てくる女性は、特に1話目は、世間的に悪いことをしているのだけれど、なんとなくふんわりと美化されているように思う。伊織さんはきっと、女性に対してとても真摯な方だったのではないかな。余韻が残るお話でした。 2017/10/15
がいむ
12
先日読んだ『遊戯』が未完だったため(遺作)やはりちゃんと読みたくてこちらを。どこか世間から距離をおいてしまったすこしくずれた人を描くのがうまいです。「ダナエ」「まぼろしの虹」「水母」の中篇3編。女性サッカーのボレーシュートで始まる「まぼろしの虹」がよかった。2011/08/26
あきちゃん
10
1ページ目からす~~っとその世界に入っていける。久しぶりに相性の良い作家さんを見つけたのになぁ。とりあえず閉架にある作品も取り出してもらおう(^^♪2017/10/23