政治理論とフェミニズムの間―国家・社会・家族

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  • サイズ A5判/ページ数 207p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784812209318
  • NDC分類 311.04
  • Cコード C3031

内容説明

本書は、「政治」をどのように考えるかという問題を、政治学の知見を踏まえて真剣に扱うことにより、「政治」をめぐるフェミニズムの理論的考察に新しい知見を提示する。公/私の境界線、国家・社会・家族の関係、「男性のケア」などへの注目を通して、政治学の中心問題に「フェミニズム」をすえるとともに、「女性問題」ではないジェンダー平等を展望する。

目次

第1章 フェミニズムにおける「政治」とは何か?―争う「政治」概念
第2章 公/私区分の領域横断化
第3章 フェミニズムは公/私区分を必要とするのか?
第4章 シティズンシップの再考
第5章 クォータ制の正当化根拠―ヤングとフィリップスを中心に
第6章 国家・市民社会・家族―「国家の復興」とその後

著者等紹介

田村哲樹[タムラテツキ]
1970年生まれ。1999年名古屋大学大学院法学研究科博士課程後期課程修了。現在、名古屋大学大学院法学研究科准教授。博士(法学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mamei

0
元々は、アイリス・マリオン・ヤングの「差異の政治」に関心があったが、原著を読んでもなかなか骨子を理解するのが難しいため、こちらに頼った。第一章ではオーキン、バトラー、ヤングと有名な思想家の理論とフェミニズムを並列しながら解説をしてくれてあり、非常にわかりやすかった。2022/01/19

bayashigrove84

0
今年読んだ本の中でもトップクラスに有意義&自分の問題関心にダイレクトに刺さる素晴らしい本でした。2020/11/15

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