ケインズ革命とマクロ経済学

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  • サイズ A5判/ページ数 220p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784812203019
  • NDC分類 331.74
  • Cコード C3033

内容説明

経済学にとっては、ミクロまたはマクロを重視した理論で経済の現象解明と政策的予測をどのように行うかということが問題であるが、むしろそれ自体よりも、正しい実践的経済政策を社会は必要としている。ここに提出された一冊の新しい書物は、ケインジアン関連の代表的な諸業績とケインジアンの手法に基づき、まさにそのための基礎的ないし標準的なマクロ経済理論を提示している。したがって、現実の諸国の実際的な経済状況に適した斬新な政策提言が具体的に展開されるのではなく、このための基礎的ないし標準的なマクロ経済理論について、確認、吟味、概説ないし展望といくつかの拡張が行われるにすぎないが、そのマクロ経済学の代表的な問題のほぼすべてに及ぶ形で本書の試みは展開されている。

目次

第1章 市場の近代経済学と、ケインズの総合的経済学
第2章 ケインジアン革命と、標準的なワルラシアン・マクロ経済体系
第3章 効率賃金仮説と総需要管理のマクロ経済政策原理
第4章 ケインズ革命とその思想および目的
第5章 IS・LM体系の短期動学とケインジアン総需要管理政策
第6章 インフレの景気循環分析と、ケインジアン短期動学の拡張
第7章 ハロッド‐ドーマー型経済変動成長理論の現代的意義

著者等紹介

鈴木康夫[スズキヤスオ]
1960年生まれ。宮城県出身。現職は滋賀大学経済学部助教授。専攻は理論(数理)経済学・経済変動(発展)論・経済政策論・国際経済学・資源管理(地域開発)論
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