内容説明
戦前・戦後を通じて、抒情詩の世界を牽引し続けた中山伸、伴野憲、亀山巌。三人の先達詩人と同時代を共に生きた著者が、その喜びと感謝を込めて書き続けた結晶がここにある。作品の精緻な分析と鑑賞、詩人達の生涯にわたる事蹟まで、余さず書ききった渾身の書。
目次
1章 中山伸の詩(中山伸詩集『座標』を読む;中山伸の詩、その詩人格;中山伸の詩―『座標』以降 その(一)
中山伸の詩―『座標』以降 その(二)
中山伸に捧ぐ詩二篇他一篇)
2章 伴野憲の詩(現代詩鑑賞―伴野憲の詩;詩集『クルス燃える』の鑑賞;伴野憲の詩―『クルス燃える』以降)
3章 詩人 亀山巌の思い出(出会い;不思議な縁で;捧げる言葉)
著者等紹介
阿部堅磐[アベカキワ]
1975年第一詩集『倒懸』(詩耕社)。1980年第二詩集『八海山』(中部詩人サロン)(第十三回新美南吉賞佳作を受く)。2016年エッセイ集『古典渉猟』(愛知書房)(第三十回中部ペンクラブ文学賞特別賞を受く)。日本詩人クラブ会員・中日詩人会会員・日本ペンクラブ会員・中部ペンクラブ会員。詩誌「サロン・デ・ポエート」同人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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