内容説明
遭遇のための気象条件と太陽の位置、色と形のバリエーション、再現のための実験手法…。虹という現象の全貌に、光の反射・屈折・散乱・回折・干渉への定性的理解と、作図・計算を駆使した定量的理解で迫る。古代から続く探究の道程を、虹研究の第一人者で元物理教師の著者がナビゲート。
目次
第1章 直進する光―光と水滴の基礎知識1(光の性質その1;水滴に当たった光の反射・屈折;虹角について)
第2章 虹の不思議を解き明かす(なぜ、色のついた光の帯が空に見えるのか?;どうして、2重の虹が見えるのか?;いつ、どこに見えるのか?;虹の大きさは違う?;なぜアーチ型なのか?丸い虹は?;虹のアーチをくぐれるか?;虹は7色か?)
第3章 波としての光―光と水滴の基礎知識2(光の性質その2;水滴に当たった光波の干渉;水滴に当たった光波の散乱と強さ)
第4章 虹はほんとうに7色か?(ふたたび、虹は7色か?;さらなる虹の理解のために)
第5章 虹をつくる、観察する(ワイングラスで虹をつくる;虹ビーズで人工虹をつくる;ホースで散水して虹をつくる;自然虹を観察する)
著者等紹介
西條敏美[サイジョウトシミ]
1950年、徳島県生まれ。物理教師として、徳島県の公立高校に35年間勤める。2011年定年退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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