出版社内容情報
恋愛、仕事、結婚、子育て、生き方……。さわやかに女と男の抑圧関係を超え、”女らしさ”の鎖をぶっちぎり、あなたらしさを発見して、大きく大きく元気になれる本です。東ちづるさん評…女性にとってモヤモヤした抑圧を解き放つよう、背中をプッシュしてくれる本です。
内容説明
田嶋陽子が、女の心を180度ひっくり返す。愛するとは、結婚とは、性とは、女と男のいい関係とは?
目次
気づいたときからフェミニストだった
女はドレイになるようにつくられた
ペニスなしでどこまで人を愛せるか
抑圧のファミリー・チェーンをどう断ち切るか
ただのフェミニズムを求めて
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
グリーンクローバー☘
26
半分もいかずにギブアップ…。女であることがとても不利、家庭に収まるのは男性の支配下、奴隷。その事に違和感感じないのは生まれた時からの洗脳…。まぁそうだろうけど、結婚してなく子どもも持たない人が極論言ってもねぇ…。 読んでいて同じ主張の繰り返し。田嶋さん、テレビでも嫌いではないけど、もう少しゆとりがあればいいのにと思う。仲良くらなれないな。笑2019/12/26
ochatomo
13
「さよなら、俺たち」から手に取った 根本を知るのに最適な入門エッセイ 当時職場は喫煙可で煙たくコピー機前には女性水着姿のポスターが貼られていた、そういう時代に女性自立の必要をわかりやすく伝えた偉大さを実感した 男性はガレー船の上で支配し女性は自由を奪われ船底で漕ぐしかない奴隷、縛り付けるために良妻賢母が作り出された 今は男性の非正規雇用が増え女性も働く形で自立が進んだと言える 題名別案は「小さく小さく女になあれ」だったそうだが私の読後感は「母性というドレイ」 必読 1992刊 文庫化2005年,2019年2022/02/05
kokoko
5
#kutoo が指摘し、ようやく改善の兆しを見せる問題も、この本のなかにあった。ハイヒールにまつわる性差別問題を批判しつつも、自分が主体的に判断するなら履いたっていいと結んでいる。 27年前の本でありながらほぼ古びていない事は、この本の価値を証明するとともに、社会の停滞を感じざるを得ない。2019/11/20
ゆきんこ
4
この本が書かれたのが1992年なので、今とは違っていると思われる。まるで女性は男性の奴隷のようであるように書かれているが、1992年にそれほどであるようには私は感じてはいないし、そういう待遇を受けたこともない。 良妻賢母をやっている限りは女性蔑視はなくならないと著者は言っている。確かにそうかもしれない。それが女性の目標の様に教育されていると、それが男性の従者であることが前提だということに気づかない。差別されていることがあまりに当たり前で気付かないところにも田嶋さんは気付き指摘している。2020/04/30
フェリペさん
4
30年近く経てもなお頷けてしまうところがあるというのは、田嶋先生がそれだけ先進的だったということか、それとも社会がそれだけ進化していないということか。恐ろしい。2020/03/25