出版社内容情報
第二次大戦下ロンドン。傷ついた野生の小雀を拾った老婦人が、あふれんばかりの愛情で育て、共に暮らし、最期をみとるまでの実話。
内容説明
第二次世界大戦中のロンドン郊外で、足と翼に障碍を持つ一羽の小スズメが老婦人に拾われた。婦人の献身的な愛情に包まれて育った小スズメは、爆撃機の襲来に怯える人々の希望の灯火となっていく―。ヨーロッパやアメリカで空前の大ベストセラーとなった英国老婦人と小スズメの心の交流を描いたストーリーを、梨木香歩が完訳。
著者等紹介
キップス,クレア[キップス,クレア][Kipps,Clare]
1890年、シュロップシャー州ウイッチチャーチ生まれ。本名はルーシー・ヘレン・マグダレン・ガードルストン。ドーセット州ボーンマスで教育を受け、30歳を過ぎてからロンドンの王立音楽院でピアノを学ぶ。その後、プロのピアニストとして活躍。34歳のときに王立音楽院の指導教授だったオルガン奏者であり作曲家のウィリアム・ジョン・キップスと結婚、ロンドン郊外のブロムリーで暮らす。晩年、姪が暮らす西サセックス州ホーシャムに移り住み、1976年86歳で亡くなった
梨木香歩[ナシキカホ]
1959年生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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