内容説明
市民、研究者サイドからの住宅問題に対する住宅政策全体像の提案をした日本住宅会議による白書。2000年版住宅白書は第1にバブル崩壊後の居住不安の増大と住宅および居住環境問題の新たな局面、第2に環境に考慮した新たな福祉社会としての具体的な居住案、第3に国連社会権規約委員会に提出された第2回政府報告書の住宅・居住項目に関するカウンターレポートの基礎資料として日本の住宅問題の実態とその対策を報告することを目的としている。構成はバブル崩壊後の住宅問題の実態などの各論と資料編で構成。資料編は各都市別のホームレスの概数、住宅総数および総世帯数の推移など15の資料を収録。巻末に日本住宅会議のアピールおよび活動を掲載。
目次
第1部 バブル崩壊後の住宅問題の実態(経済不況下での居住不安;住宅市場の限界;深刻化する住宅ストックの維持管理問題;増加する高層住宅 ほか)
第2部 住宅・都市政策における市場主義
第3部 21世紀の扉をひらく―新たな居住環境実現のために
第4部 震災復興その後の追跡
第5部 世界の住宅政策・住宅運動
第6部 資料編