内容説明
逮捕されるまで繰り返し殺し続ける犯罪者たち。彼らを駆り立てた邪悪な幻想を暴く。
目次
1 ミルウォーキーの怪物―ジェフリー・ダーマー
2 二人のいとこ―ケネス・ビアンキ&アンジェロ・ブオーノ
3 母の日―エドマンド・エミール・ケンパー三世
4 スターリンの落とし子―アンドレイ・チカティロ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
七鵺
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読みにくかった。2014/04/24
たれっくま
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こっちはダーマー、ビアンキ&ブオーノ、ケンパー、チカチーロのやはり有名どころのラインナップ。チカチーロは劣悪な社会環境の方により強い影響を受けている気がするが、他は親の歪んだ価値観に翻弄された印象が強かった。それにしても何なんだろ、彼らの想像力の無さは。2011/08/28
ST
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ダーマーとチカティロはほかの本でも読んだが、切り口が違っていたので興味深く読めた。2012/09/24
madhatter
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有名どころを集めたラインナップなれど、やはり米国以外からエントリーされたチカチロの章が印象的。とは言え、これは他の連中についても言えるのだが、その酸鼻極まりない所業には勿論、弁護の余地などない。むしろ、彼の犯罪の捜査と、ソ連末期〜崩壊期の社会情勢の在りよう、この二者の絡み合い方の方が興味深かった。責任(=権力)の細分化と秘密主義、体制の腐敗により、遅くまで彼の犯罪が「連続殺人」と理解されていなかったこと、そもそも犯罪の事実さえ国民から隠されていたというのがマジ怖い。2012/03/28
de sang-froid
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連続殺人者たちの暗くどす黒い妄想と欲望、繰り返される惨劇。白黒ながら写真も多く収録されている。犯行にいたる心理的な変遷が完全に解明されていないのは残念。歪んだ心の中で、彼らが本当に望んでいたのは殺人だったのだろうか。2009/12/22