出版社内容情報
人間の社会を構成する「人間」とは誰だろうか。今まで、社会のメンバーとされてきた人間は男性や健常者であって、女性や障害者はメンバーから排除されてきたのだろうか。
また、今日、AIの進展でロボットが人間の日常生活にも浸透し、一方で、動物も人間と同じ知覚や権利をもつと見なされるようになってきた。では、ロボットや動物は人間と同じ社会のメンバーなのだろうか。
「人間とは何か」、「誰が社会のメンバーか」が今日ほど問われている時代はない。それらの問いに社会学の視点から取り組んだのが本書である。
内容説明
人間の社会を構成する「人間」とは誰だろうか。今まで、社会のメンバーとされてきた人間は男性や健常者であって、女性や障害者はメンバーから排除されてきたのだろうか。また、今日、AIの進展でロボットが人間の日常生活にも浸透し、一方で、動物も人間と同じ知覚や権利をもつと見なされるようになってきた。では、ロボットや動物は人間と同じ社会のメンバーなのだろうか。「人間とは何か」、「誰が社会のメンバーか」が今日ほど問われている時代はない。それらの問いに社会学の視点から取り組んだのが本書である。
目次
「人間とは何か」の問い―ポストヒューマンという視点
ポストヒューマン論は何を問うのか―人間・AI・動物
1部 「誰が社会のメンバーか」をめぐる問い(人間の誰が社会のメンバーか―コスモポリタニズムとポストヒューマン論;ロボット・動物・サイボーグは社会のメンバーか―ロボット・動物・サイボーグの権利論から考える)
2部 相互行為・他者理解をめぐる問い(AI・動物は理解できるか―相互行為・他者理解をめぐって;AIは偏見をもたないか―AIとリアリズム)
人文・社会科学の危機?―2つのポスト人文学
著者等紹介
片桐雅隆[カタギリマサタカ]
千葉大学名誉教授、立正大学非常勤講師、南オーストラリア大学特任教授。博士(文学)早稲田大学。専攻は社会学‐社会理論、自己論、現代社会論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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