出版社内容情報
小泉八雲を惹きつけた「怪異」とは? 生涯を辿りつつギリシア神話、ケルト妖精譚、アメリカ・クレオール文化、日本の妖怪をカラー図版で紹介。彼の視点を通して日本から失われつつある超自然と共生する風土や精神性を見つめる。
【目次】
はじめに 1.八雲が感じた神々の世界 2.八雲を虜にした妖怪たち 3.八雲を知るための4つのキーワード
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
鯖
15
明日のばけばけにもう八雲さん出てくるらしいよ展開早いよ。怪談や妖怪のみならず、ギリシャ神話やケルトにも触れられたムック。視力弱かったから、机は高いものを使ってた分かるわ…。私もそのタイプで裸眼で本は読んでる。八雲って、八雲立つのスサノオの歌から取ったってことは我妻善逸のおれの奥さん最高とあんまし変わんない名前なんだなあ。2025/10/26
takakomama
5
朝ドラのモデル、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)は1850年ギリシャ生まれのアイルランド人。世界各地を転々とし、39歳の時に来日して帰化しました。「怪談」など13冊の著書を出版しました。何事も日本風を好んだそうです。外国人なので、日本の良さがよくわかったのでしょう。2025/11/09
poxxqwr
0
怪談に元々あまり興味はなかったが、再話文学のため話の内容が変化している点に関心を持った。小泉八雲バージョンの怪談を改めて読んでみたいと思った。また、八雲の愛読者のアメリカ人がマッカーサーに対して「祖先信仰と天皇への敬愛は不可分である」ため、「天皇を裁判にかけるべきではない」と主張したお陰で象徴性天皇制実現の端緒になったことを知り、八雲は大きな影響を与えていると思った。2025/11/06




