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出版社内容情報
江戸時代に油絵や銅版画を手がけた洋風画家、司馬江漢と亜欧堂田善。遠近法などの、西洋の画法への興味がストレートに表れた、2人の描く洋風画の「かっこよさ」をフィーチャーし、その魅力に迫る。府中市美術館で開催される同名展覧会の公式図録兼書籍。
内容説明
府中市美術館「春の江戸絵画まつり」司馬江漢と亜欧堂田善 かっこいい油絵公式図録。
目次
図版(司馬江漢;亜欧堂田善)
解説(江戸絵画と洋風画;司馬江漢 科学の目と文人の心;亜欧堂田善 技術の創造的成熟)
作品解説(松平定信に見出された技術の探求者;西洋の絵を真似る;「遠く」が描けるびっくり絵画 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しんなきさら
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府中市美術館の展覧会図録です。展示鑑賞後にもう少し知りたくなって買ったものの、洋風画の「かっこよさ」を一般向けに楽しく詳しく解説するわけでもなく、かといって専門的というわけでもなく、やや半端な印象でした(作品解説の字が小さい!)。同じ版元の『もっと知りたい』シリーズの方が読みやすいはず。「かっこいい」は過去に同館で洋風画を見た来場者が発した言葉だそうですが、私は今ひとつ消化不良。本を撓めると小口に図柄が出るしかけは目を引くけれど、江漢の『七里ヶ浜図』の色再現や見せ方など、本編の説得力が欲しかったです。2025/05/04