内容説明
ミステリー作家たちが「一番好きな自作短編」と「一番好きな他人の短編」を選ぶ―ユニークな趣向で始まった本アンソロジーもついに最終巻。有栖川有栖氏ら新本格の旗手と、都筑道夫、横溝正史という今はなき２人の巨匠。このユニークなカップリングで読者を迷宮の最深部へといざなう。編集委員４氏による特別座談会も収録。
目次
有栖川有栖
折原一
加納朋子
都筑道夫
法月綸太郎
横溝正史
編集委員特別座談会「作家の原点がわかるアンソロジー」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えっ子
5
たぶん「ジャケット背広スーツ」を読みたくて借りた。退職刑事読んで見たいなあ。まだ読みたい作家がいっぱいいる。都筑道夫読みたいし泡坂妻夫も読みたいし…有栖川有栖は全部読みたいし…2018/03/09
crow
4
有栖川有栖 望月周平の秘かな旅2016/07/11
Nanami
3
これは良いアンソロジーだと思いました！作家が自作の短編と、好きな他の作家の短編をひとつずつ選んでいます。有栖川先生の選んだ小松左京さんの「お召し」がとても面白かった。ある日とつぜん12歳以上の大人が消えた世界で、子供たちだけで世界を動かしていくSFです。未読の方はぜひに♪2013/02/17
KAZOO
2
この本も私の好みのミステリー作家が掲載されています。有栖川さん、折原さん、都筑さん、そのほかの方々もいずれ劣らずに素晴らしい作品があります。都筑さんが江戸川乱歩さんの作品を横溝さんが谷崎潤一郎さんの作品を挙げておられるのには目を見張ってしまいました。有栖川さんの小松左京もうなってしまいました。最後の巻らしいと感じました。これでとりあえずミステリーは終了したので、次はやはり同じ文春文庫の「心に残る物語」シリーズを読みましょうか？2013/07/14
しらたき
2
有栖川さんの短編がお気に入りです。そのまま有栖川さんの長編江神シリーズを読んでしまいました。そちらもおもしろかったです。2011/03/25
