著者等紹介
高橋明也[タカハシアキヤ]
1953年生まれ。東京藝術大学大学院美術研究修士課程修了。国立西洋美術館学芸課長を経て、現在、三菱一号館美術館館長。専門はフランス近代美術。2010年にフランス芸術文化勲章シュヴァリエ受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ゲンキ
122
原田マハさんの「たゆたえども沈まず(ゴッホの人生について書かれた本)」を読んで、さらにゴッホの絵を知りたくなって借りてみました。まず、私は有名なひまわり🌻の絵ぐらいしか知りませんでしたから、他にも一杯素晴らしい絵があり、感動しました。さらに、一枚一枚、ゴッホがどんな心情でその絵を描いたかが説明されてますから、さらに感動しました。また、本書を読んで、ゴッホが人生の最後の頃に星月夜や二枚の麦畑の作品を観て、私自身が絵に吸い込まれるような感じになりました😵。凄く良かったです。益々ゴッホが好きになりました。2020/03/15
わむう
33
ジュニアのためにわかりやすく書いた美術の本。ゴッホに描いたアルメリアに「花びらが上手だね」と書いてある説明文にクスっとしてしまいました。2021/10/19
ゆるり
19
年代別自画像のコーナーが面白かった。(画風、タッチの移り変わりがわかりやすい。ゴッホは背景のうねりなどに心境が想像でき、ゴーガンはある時期かなりスカしてるのがちょっと笑える) 最後のページの友情のひまわりが嬉しい。タヒチのゴーガンが、ひまわりの種をフランス人友人に所望していたこと。あの椅子の上に向日葵を描いた。 子供向けなので、ドロドロした部分(嫉妬や金銭)が省かれてるのは仕方がないのでしょうね。2人のことが好きになってくれる子供がいたら嬉しいね。見たことない作品が数点あったのは喜び。2022/01/22
TAGO
8
この本を読んで ゴーガンが生後すぐに家族と パリから南米ペルーに移住し 7歳まで暮らしていたことを知りました。 この幼い頃の原風景はゴーガンの中で 生き生きと息づいていたんだろうな。 だから後にタヒチに惹かれたのかぁ。納得。 2022/09/14
midorino
7
ゴッホとゴーギャンの代表的な絵を紹介しながら、二人のつながりやそれぞれが描こうとしたものを解説。子供向けの本で解説が分かりやすく、時代背景や作家の生涯についてもきちんと触れられているため、美術初心者の私には大満足の一冊だった。二人の関係や絵にこめた思いにたくさんの物語があったのだろうなと、会ったこともない古い異国の人に想いを馳せることのできる絵画ってすごい。楽しかった。2020/08/07