目次
モネの人生と芸術
水辺の画家―セーヌ河の光を描く
近代生活―パリと印象派
印象派展のモネ―出品作品一覧
モネの家族
描かれたモネ
モネと装飾画
身近な風景、旅の風景
モネのフランス―絵葉書と絵画
モネの旅
静物画
連作―光と空、空気の変奏曲
モネの美術品コレクション
ジヴェルニー―豊かな水と多彩な景色の宝庫
1909年「睡蓮 水の風景連作」展
ジヴェルニーの庭
大装飾画のプロジェクト
そのままのモネ―“ジヴェルニー付近のリメツの草原”
著者等紹介
安井裕雄[ヤスイヒロオ]
1969年生まれ。財団法人ひろしま美術館学芸員、岩手県立美術館専門学芸員を経て、現在、三菱一号館美術館学芸グループ副グループ長。専門はフランス近代美術。「ルドン―秘密の花園」(2018年)では、第13回西洋美術振興財団賞学術賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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なおみ703♪
20
秀逸な作品集。積み藁の連作は特に大好き。1890年ギュスターヴ・ジュフロア宛ての手紙より、「(積わ藁の)さまざまな光の効果の連作に夢中なのですが、近ごろは陽が早く沈むので、追いつくことができません。しかし描き進めるに従って、私が求めているものー瞬間性、とりわけ周囲を包むもの、いたるところに輝く均一な光ーを表現するためにはもっと努力しなければいけないことが分かるのです。」1893年同人宛てでは「一枚のカンヴァスを描き終えたなどと言えるのは、恐ろしく傲慢な者だけだと思うのだ。」2020/11/03
キリル
15
<散歩、日傘をさす女性>、<睡蓮>など柔らかいタッチと淡い色使いが好きなモネ。かの画家の歩みを作品とともに振り返ることができます。大きいサイズで作品が掲載されているので見やすかったですし、作品ごとに解説があり、その作品の背景を味わうことができました。見たことのない作品も多く、たくさんの作品を生み出したのだなと思い、国内にあるものだけでも見に行けたらなぁと思いました。2020/02/12
koke
11
エトルタの断崖、ビッグベンなど観光名所をよく描いているのは販売戦略か?アトリエで完成させているのに完全な戸外制作だと言い張っているのも興味深い。オランジュリー美術館の巨大な睡蓮の間ができた経緯も解説されており納得。掴みどころがなかったモネの実像がだいぶ見えてきた。2022/09/12
kaz
3
モネ、あるいは印象派の画集はけっこうみてきたつもりだが、初見のものが多く、満足。印象派展への出品作品一覧も興味深い。 2019/07/07
参謀
3
ザ・印象派という絵画ですね。ゴッホにも近い感じを受けました。ひまわりも描いたらしく、それについてのゴッホのエピソードも記載がありました。2019/03/30
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