出版社内容情報
ブッダ(釈迦)はインドで生まれ、仏教はインドから世界に広まった。日本の仏教や仏像、生活に息づく風土風習をみわたせば、インドやヒンドゥーに起源をもつであろう事柄が実に多い。一方、聖典「ヴェーダ」や「マヌ法典」の教義、カースト制度やガンジス信仰、独特な祭祀や儀礼がいまなお色濃く残る世界は、外部からは伺いしれない混沌と魅惑と歴史文化を秘めている。わたしたちにとって近くて遠い「インド教」ともいうべき特異な思想文化の根本を、基本の「き」から徹底解説する、格好の入門書。
第一章 ヒンドゥー教を知るための基礎知識
・アーリア人とドラヴィダ人
・バラモン教からヒンドゥー教へ
・ゾロアスター教の影響 ほか
第二章 ヒンドゥー教の思想
・インド最古の聖典ヴェーダ
・六派哲学
・叙述詩『マハーバーラタ』
・叙述詩『ラーマーヤナ』
・『マヌ法典』
・輪廻転生と業 ほか
第三章 ヒンドゥー教の生活と儀礼
・四住期
・カースト制度
・河川崇拝と沐浴
・ヒンドゥー教の祭
・ヒンドゥーの聖地 ほか
第四章 ヒンドゥー教の神々
・世界創造神ブラフマー
・シヴァとヴィシュヌ
・怪童クリシュナ
・愛の神カーマ
・インドラ
・神猿ハマヌーン ほか
内容説明
「ここにあるものは他にもある。ここにないものは他にはない」(『マハーバーラタ』)。聖典ヴェーダや『マヌ法典』等の教義、カースト制度や特異な祭祀儀礼が色濃く残る世界は、窺いしれない不思議に満ちている。一方、輪廻や業の思想、彼岸に団子を上げる風習、弁才天や聖天等への信仰ほか、日本にはインドやヒンドゥーに起源や共通性をもつ事柄が意外に多い。とらえどころのない「インド教」ともいうべき思想文化の一端に触れ、基本の「き」からわかる入門書。
目次
第1章 ヒンドゥー教を知るための基礎知識(ヒンドゥー教とは何か;アーリア人とドラヴィダ人 ほか)
第2章 ヒンドゥー教の思想(インド最古の聖典ヴェーダ;六派哲学 ほか)
第3章 ヒンドゥー教の生活と儀礼(四往期;カースト制度 ほか)
第4章 ヒンドゥー教の神々(アニミズム的な素朴な神々;世界創造神ブラフマー ほか)
著者等紹介
瓜生中[ウリュウナカ]
1954年東京生まれ。早稲田大学大学院修了。東洋哲学専攻。仏教・インド関係の研究、執筆を行い現在に至る。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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