5歳の子どもにできそうでできないアート―現代美術(コンテンポラリー・アート)100の読み解き

個数:

5歳の子どもにできそうでできないアート―現代美術(コンテンポラリー・アート)100の読み解き

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2024年04月26日 21時33分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A5判/ページ数 223p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784808710729
  • NDC分類 702.06
  • Cコード C0070

出版社内容情報

現代美術の作品を見て「これなら誰でもできる」とか「なぜこれがアートなのか」と疑問に思うことが多々あります。現代美術の本質を考えるとき、思想・文化的背景や美術史の流れから順序だてて学ぶのも有効ですが、この素朴な疑問に「答える」ところから入っていくと、意外に速やかに視界が開けていくようです。

スージー・ホッジ[スージー ホッジ]
作家、歴史家、教育者、アーティストとして幅広く活躍。大人向けから子ども向けまで70冊以上の著書がある。学校では、工芸と美術史を教えてきたほか、幅広い年齢層を対象とした講義や講演を行い、教師や生徒向けの教材の執筆にも携わる。また、自身も画家・イラストレーターとして15年以上のキャリアをもち、年齢やレベルを問わず、あらゆる人を対象にした技法書の執筆を行うかたわら、絵画制作のワークショップを主宰している。

田中 正之[タナカ マサユキ]
〔日本語版監修〕 1963年東京都生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。1990年から1995年までニューヨーク大学美術史研究所に学ぶ。1996年より国立西洋美術館に勤務し、「ピカソ、子供の世界」展(2000年)、「マティス」展(04年)、「ムンク」展(07年)などを企画。2007年より武蔵野美術大学に准教授として勤務、2009年より教授。2011年より2015年まで、同大学美術館・図書館館長。主な監著書・訳書に『キュピスム』(ニール・コックス著、岩波書店)、『アメリカ美術叢書:創られる歴史、発見される風景』(ありな書房)など。

内容説明

なぜこれがアートなのか?アートとは何か?楽しく読めて好奇心を刺激する入門書―本書は、評論家から酷評された100作品を取り上げ、現代美術が決して子どもの遊びや単なる新奇な試みではないことを証明する。発表当初は物議をかもした“悪名高い”作品についても、当時の芸術上の思想に影響されて必然的に登場してきた経緯、そして後に与えた影響にも言及。現代美術とそれ以前の美術との本質的な違いが理解できるとともに、鑑賞体験をより豊かにするヒントを数多く得ることができる。19世紀末から現在までの100人のアーティストによる100作品を取り上げ、創造力の源となったものを解き明かす。芸術的な手法とその意味を探り、その作品がどれほど洗練されているか、背後にどれほどの努力が隠されているかに注目。コンセプチュアリズムからニューメディアアート、カラーフィールド・ペインティングからフルクサス、ポスト・ペインタリー・アブストラクションからポスト・ダダに至るまで、関連性のあるさまざまな芸術運動を取り上げ、現代美術史の流れの全体像を把握できる。

目次

第1章 オブジェ/玩具(“ロブスター電話”サルバドール・ダリ;“貫かれた時間”ルネ・マグリット ほか)
第2章 表現/殴り書き(“即興21A”ワシリー・カンディンスキー;“包丁で切る…”ハンナ・ヘッヒ ほか)
第3章 挑発/かんしゃく(“魔術司教のコスチューム”フーゴ・バル;“泉”マルセル・デュシャン ほか)
第4章 風景/遊び場(“白の上の白”カジミール・マレーヴィチ;“工場”モーリス・ユトリロ ほか)
第5章 人々/怪物(“叫び”エドヴァルド・ムンク;“フアン・グリス”アメデオ・モディリアーニ ほか)

著者等紹介

ホッジ,スージー[ホッジ,スージー] [Hodge,Susie]
作家、歴史家、教育者、アーティストとして幅広く活躍。学校では工芸と美術史を教えてきたほか、幅広い年齢層を対象とした講義や講演を行い、教師や生徒向けの教材の執筆にも携わる。また自身も画家・イラストレーターとして15年以上のキャリアをもち、年齢やレベルを問わずあらゆる人を対象にした技法書の執筆を行うかたわら、絵画制作のワークショップを主宰している

田中正之[タナカマサユキ]
1963年東京都生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。1990年から1995年までニューヨーク大学美術史研究所に学ぶ。1996年より国立西洋美術館に勤務。2007年より武蔵野美術大学に准教授として勤務、2009年より教授。2011年より15年まで同大学美術館・図書館館長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

マエダ

90
ライトがついたり消えたりや便器など、なんだこれはを体験することは芸術の世界では多い。野暮なのかもしれないが理由や解説は知りたいところ。本書では一つの絵に対して当時の情勢や画家の紹介が書かれていて様々な角度から芸術を知ることができる。だがこじつけやろと疑ってしまう野暮な自分もいる。2017/08/14

くさてる

19
とかく現代美術というと、五歳の子どもにも書けそうな線や落書き、でたらめなものにしか見えないものもあるような。そんな先入観を否定することなく、それでもそれぞれの作品の意味合いや構成を紹介することにより、こどもにできること=でたらめや稚拙なもの、ではありませんよということを解説してくれる、初心者向けの一冊です。なるほどなあと思えるものもあれば首をかしげるものもあり。面白かったです。2017/08/05

ふう

12
5歳の子供にできるかできないか、というのはその作品に対する明解な意図、確かな技術、卓越したセンスがあるかないかで決まるような気がする。「さあ、これは5歳児が作ったでしょうか?」と聞かれたら当てられる自信は…ないなw 基本面白かったんだけどできたら作者の情報は全作品揃えて掲載してほしかった。まあ興味あるのを自分でググって自発的に知ろうとするのはそれはそれでいいのかもしれないけど(でもやはりちょっと面倒だったから)。2024/04/01

リョウ

11
一見簡単に作れそうな作品でも、深い意図と隠れた技術が散りばめられている。単なるアイディアに過ぎない作品であっても、適切な時期に適切な方法で提示することにより、時代を象徴するアートになることができる。とは言っても、文脈を理解しないことにはアートの意味を理解することはできない。解説自体がアートになっていて、もう少し解きほぐして欲しかったというのが一番の感想。2017/10/23

kaorin

9
「5歳の子どもにできそう〜」という切り口で集められた100人のアーティストの作品。 素人の私には、現代美術をアーティストの一つの作品だけで理解するのは難しかった。もう少し、アーティストを絞って深く表現方法などの変遷をたどらないと、ただ奇異に感じるものも多くて残念。伝統的な美術の権威に反抗した作品が多いのに、時代が経つとその現代美術も権威ある美術館に所蔵され崇め奉られていくのは、皮肉なだとも感じた。 ジョアンミロ、デュシャン、ルーチョフォンタナ、カルダー、アンリマティス、ピカソ…どれも一枚じゃ物足りない。2018/02/20

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11530097
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。