ミュシャ―広告のなかのアール・ヌーヴォーの美女たち

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  • サイズ A5判/ページ数 95p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784808709709
  • NDC分類 726.5
  • Cコード C0071

出版社内容情報

はやりすたりの激しい広告宣伝の世界にあって今なお愛され続けているミュシャのグラフィック作品。そして今なお美しいミュシャ・ガールたち。このロングヒットの秘密はどこにあるのでしょうか。本書はポスター作家としてのミュシャが仕掛けた巧妙なイメージ戦略に触れつつ、パリのベル・エポックの香り高い名作の数々を楽しめる、コンパクトで可愛らしい入門書です。
時代を超えた人気と訴求力の要因を探り、パリジェンヌとは一味違う、どこかスラブ風の女性像や、アール・ヌーヴォー調の優美な曲線を描くロングヘア、豪華なドレス、花や幾何学的モチーフを生かした斬新な装飾などにも注目します。

序文──永遠のミュシャ(千足伸行)

第1章──演劇ポスター
ジスモンダ/椿姫/ロレンザッチオ/メデア
    ●コラム:女優サラ・ベルナール


第2章──商業ポスター・カレンダー
ビスケット/タバコ/ビール/お酒/メニュー/
旅行/インスタント食品/自転車/香水/
コルセット/日用品/企業広告/メモリアル/
カレンダー/万博/展覧会/スラヴ
    ●コラム:ミュシャのライバル、グラッセ
    ●コラム:自転車人気の高まり
    ●コラム:ポスターの黄金時代


第3章──装飾パネル
花/芸術/四季/宝石/星/オリエンタル/
時の流れ/花・果実/羽根・桜草/アザミとエリカ
    ●コラム:アール・ヌーヴォー
    ●コラム:ミュシャと芸術家たち
    ●コラム:ミュシャとは

【著者紹介】
成城大学名誉教授

内容説明

ようこそミュシャの世界へ!ここはパリのベル・エポックの世界を彩るビスケットやチョコレート、シャンパンや香水などのコマーシャル・アートを各種取りそろえております。憧れをかきたて夢ふくらませるグラフィックの世界を通して華やぎに満ちたよき時代へご案内いたします。

目次

第1章 演劇ポスター(ジスモンダ;椿姫;ロレンザッチオ ほか)
第2章 商業ポスター・カレンダー(ビスケット;タバコ;ビール ほか)
第3章 装飾パネル(花;芸術;四季 ほか)

著者等紹介

千足伸行[センゾクノブユキ]
1940年東京生まれ。東京大学文学部卒。TBS(東京放送)を経て国立西洋美術館に勤務。1970‐72年、西ドイツ(当時)政府給費留学生としてドイツに留学し、ミュンヘン大学で主にドイツ・ルネサンス美術を学ぶ。帰国後、西洋美術館に復帰。1979年より成城大学文芸学部に助教授として勤務、1986年教授となり、2011年同大学を定年退職。現在同大学名誉教授。専門分野はヨーロッパの近代、とりわけ世紀末を中心とする各国の美術(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ネコタ

10
ミュシャが手がけた広告の中の美女に焦点をあてて紹介している。演劇のポスター、商業ポスター、装飾パネルなどなど。タバコのポスターは大人向けでいいかもしれないけど同じような感じでビスケットの広告はちょっと買いづらいかな(笑)2017/01/08

空崎紅茶美術館

7
春に、京都駅で開かれていたミュシャ展で、初めて本物のミュシャの絵(リトグラフ)を見た。やはり、圧巻はサラ・ベルナールの演劇ポスター、「ジスモンダ」。絵画を勉強したことはないので、作品をそれらしく語ることはできないが、ミュシャの描くモチーフ、デザイン、女性というのは100年以上経った今も色あせることなく、艶やかなまま。この濃厚な美しさは、一度観ると心を奪われてしまう。この本自体は薄く、解説も軽くなされているだけだが、人気の高い有名作品ばかりが掲載されているので、買って損はなかった。2013/08/15

みかりんご。

4
【図書館】チェコ出身。パリでポスター作家として大成したアルフォンス・ミュシャが手掛けた代表的な作品集。◆19世紀末から20世紀初頭にかけて活躍したミュシャが描いた数々のポスターなどがカラーで紹介されていて満足。ジスモンダ、椿姫、黄道十二宮、花と星の各4部作、それと羽根と桜草、アザミとエリカが特に好き。 彼が描く美女たちは肉感的っぽいのにいやらしくなく、うっとり。背景のモザイク風の装飾や花のデザインは、いつか真似て描いてみたいものです。2016/11/27

ybhkr

4
箱根のラリック美術館に行く予定なので、企画展のミュシャをおさらい。ミュシャの本はたくさん出ていて愛されているのがわかる。タイトル通り広告やカレンダーなど庶民の芸術としてのミュシャ。アールヌーヴォーの美しさ。日本でもミュシャの絵を見たことがないひとはいないのではなかろうか?ラリックとは同じ年に生まれて同じ年で亡くなっているんですね!なんか運命的。そういうことも含めてラリック美術館に行くのがますます楽しみになっきた。自然モティーフの多さや繊細なデザインが印象的な二人の展示に期待が高まりました。2015/06/15

せん

3
201909、ミュシャ展行く前に。乙女心の塊2020/07/21

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