内容説明
有名な茶室四十席の見どころ・構成・由緒をポイントを押さえ解説。茶室にカンする352項目の用語をイラストを交え、わかりやすく解説。
目次
茶室の歴史
茶室探訪(妙喜庵待庵 利休の求道性を張りつめた空間にみる―千利休;浄土寺露滴庵 違いの作意にも注目したい燕庵写し―本歌と写し;高台寺傘亭・時雨亭 山腹に築かれた開放的空間―利休好み;西芳寺湘南亭 茶の湯と生活の両面性をもつ少庵の創意―千少庵 ほか)
茶室用語図典(小間の様子;広間の様子;茶席;構造;窓・建具;露地;手水鉢・灯籠)
著者等紹介
前久夫[マエヒサオ]
建築家・建築史家。1927年舞鶴市生まれ。京都大学文学部哲学科(美学美術史)および同じく大学院工学研究科(建築学)に学ぶ。大阪工業大学・京都橘女子大学・京都造形芸術大学・樟蔭女子短期大学・東京工業大学で、美学美術史・建築論建築史を講じた。2004年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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jackbdc
1
茶室に惹かれる。少し古くて狭いのがなお良い。何故だろう?わびさびを語る感性があるわけでもない。単に侘しい茶室がカッコイイという知識人的な風情を刷り込まれているだけなのだろうか?よくわからない。本書では歴史ある茶室が紹介されていた。所在地は京都が多かった。印象に残った点4つ、1.躙口:狭い玄関が秘密基地みたいで面白い。2.狭さ:四畳半が基本らしく一畳半というのもあって驚く。無駄をなくす思想の無駄遣いという贅沢。3.曲柱:木の自然な曲がり具合を味わう発想が面白い。4.天井:手の込んだ造作を感じる不思議。2021/04/25
yukioninaite
0
茶室とは見るものではなく体感するものだ、そうだ。ということで、この本で「すぐわかる」という方はどんな人なのだろう?と思ってしまった。2017/10/31
RINA
0
読了。2013/01/23