我々はいかに「石」にかじりついてきたか―日本フリークライミング小史

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我々はいかに「石」にかじりついてきたか―日本フリークライミング小史

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  • サイズ B6判/ページ数 295p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784808308100
  • NDC分類 786.1
  • Cコード C0075

出版社内容情報

いま、街のジムにある人工壁をよじ登る人が増えている。若者も中年も、女も男もいろいろいる。大事なのは自由な心で岩に挑むこと。それが「フリークライミング」。世界中で楽しまれているこのスポーツが、いかに日本で広まっていったか。その歴史はちょっと変わった冒険好きの若者によって作られていった。
 13歳から岩と格闘30年、元クライミングジャーナル編集長が、日本での黎明期から今日の流行に至った道をたどる。技を競い合った「クライマー野郎」たちのワクワクする青春交遊記を楽しみながら世界のクライミングの潮流が自然と頭に入ってくる-。

内容説明

人気の新スポーツ「フリークライミング」の始まりから現在まで。達人が贈る“初の”日本フリークライミング小史。

目次

1 フリークライミング事始め(ごく自然発生的なフリークライミングの始まりと、そのナレソメ;有史前のボルダリング ほか)
2 フリークライマー誕生(フリークライマー誕生;愛と青春の旅立ち ほか)
3 グローイング・アップ・80th(どこにいったい壁がある?私、一本指懸垂、できます ほか)
4 時代は変わる(フリークライミングからスポーツクライミングへ;平山裕示登場 ほか)
5 私は「クライマー」です(哀愁のヨーロッパ;人工壁時代の幕開け ほか)

著者等紹介

菊地敏之[キクチトシユキ]
1960年横浜市生まれ。元クライミング・ジャーナル編集長、元オペル冒険大賞事務局長、現日本アルパイン・ガイド協会会員
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

sakesage

0
鷹取から現役のクライマー兼編集者という肩書きを持つだけに実感とも嫉妬ともつかぬクライマーたちの血と汗と涙の結晶とも言えるような石にかじりついてきたウィっとに富んだ文章で読ませてくれる。特に彼の周囲に集まった人間模様を忌憚なく書かれているけれども、彼をこの本が出ることで恨んだ人々もいたんだろうと妄想せずにはいられない。2012/10/28

yoshida ryusuke

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ボルトルート全盛の時代からクライミングを始めた私にとっては非常に興味深い内容だった。2011/08/21

kwy8791

0
間違いなく「内輪向け」の本。でも内側の人ならニヤニヤしながら読める本。クライミングって、「ビョーキ」なんだよなぁ。と独りニヤニヤニヤニヤした一冊2010/12/18

安心院

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復刊版を購入。日本のフリークライミング会の歴史が伝わる本だ。基本的には著者の内輪語りに終始するのだが、それがそのまま日本を牽引した人物たちなのだろうと思うとケチをつける気にもならない。2024年の今、ボルダリングは国民に受け入れられつつある。私もそのクライマーの一人なのだが、基本的にはジムでのボルダーのみ。最近は「外岩」にお熱で小川山と御岳に通い詰めている。今現時点で十全に楽しく、未到の課題がそれこそ山のように待ち構えている。そういうなかでフリークライミング人口は増え、その哲学は受け継がれるのだろうか2024/12/22

Minoru Inoue

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フリークライミングの30年がわかる秀本。レジェンドの名前がぽんぽん出てきて、またその脚注が面白い(^^) クライミングをやるものとして、フリーの精神を理解し、次世代へ繋いでいきたい。純粋な形で岩と関係を気づいていく、態度を忘れないようにしたい。2021/08/21

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