SB新書<br> 「発達障害」だけで子どもを見ないでその子の「不可解」を理解する

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SB新書
「発達障害」だけで子どもを見ないでその子の「不可解」を理解する

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  • サイズ 新書判/ページ数 240p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784815602604
  • NDC分類 493.937
  • Cコード C0211

出版社内容情報

自閉スペクトラム症、ADHD……
診断名よりも大切なこと

診断名はあくまでもその子の一部にしか過ぎません。「自閉スペクトラム症のAくん」「注意欠如・多動症(ADHD)のBちゃん」といった視点よりも、大切なのは、その子の目線にまで達して、気持ちを想像してみること。本書では、「発達障害」と診断される可能性のある子どもたち12のストーリーを例に、その子の気持ちを想像し、困っていることを探り、「仮の理解」を行う過程を解説。わが子の「不可解」な行動に、悩める親や支援者を応援する一冊です。


【内容】
この本は、わが子の育ちを心配する保護者の方に手に取ってもらえたらという思いで書きました。
発達障害について解説する本は、たくさんあります。
でも、漠然とした「不安」を抱えた保護者の方がまず初めに思うのは、わが子にどんな診断がつくのかということよりも(もちろん、それも大切なことではありますが)、ただただ毎日を穏やかに、楽しく、わが子の成長を喜びながら関わりたい。そのために、今ある「不安」を少しでも軽くしたいといったことではないでしょうか。
例えば、どうして夜に寝てくれないの? どうして外で困らせるの? どうして言うことを聞いてくれないの……?
そんなわが子に向かって最初に願うことは、「ただ、この子とうまくつき合いたいだけ。
この子が感じていること、思っていることを知りたいだけ」。
親は、「この子とうまく関わりたい」と、毎日毎日、思っていることでしょう。
"わかってしまったような気になってしまう"「発達障害」という名前だけでは、そんな思いにはじょうずに向き合えないように思います。
「発達障害」だけで子どもを見ないで、この本がそんなたくさんの「不安」をほんの少しでも軽くすることができればと願って、考えながら書きました。
――「はじめに」より

内容説明

自閉スペクトラム症、ADHD…診断名よりも大切なこと。診断名はあくまでもその子の一部にしか過ぎません。「自閉スペクトラム症のAくん」「注意欠如・多動症(ADHD)のBちゃん」といった視点よりも、大切なのは、その子の目線にまで達して、気持ちを想像してみること。本書では、「発達障害」と診断される可能性のある子どもたち12のストーリーを例に、その子の気持ちや困っている理由を想像し、「仮の理解」を行う過程を解説。子どもの「不可解」な行動に、悩める親や支援者を応援する一冊です。

目次

第1部 子どもの心と行動を理解したい!(乳児期(0~3歳ごろ)―1歳半ごろから心配が表面化
幼児期(3~6歳ごろ)―初めての集団生活への不安
就学期(6~7歳ごろ)―就学先選択という一大テーマ
学童期(6~12歳ごろ)―小学校生活の3つのステージ
思春期(12~17歳ごろ)―親との距離感が大事な時期)
第2部 医療の役割―「診断名」を超えてその子に近づく(発達の診立て;「診断」について)

著者等紹介

田中康雄[タナカヤスオ]
現在、「こころとそだちのクリニックむすびめ」院長。北海道大学名誉教授。児童精神科医師。臨床心理士。1958年栃木県生まれ。1983年に獨協医科大学医学部を卒業後、旭川医科大学精神科神経科、同病院外来医長、北海道大学大学院教育学研究院教授、附属子ども発達臨床研究センター教授などを経て現職。発達障害の特性をもつ子どもとその家族、関係者と、つながり合い、支え合い、認め合うことを大切にした治療・支援で多くの人から支持されている。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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さおり

45
「わが子の育ちを心配する保護者の方々に手に取ってもらえたら」という思いで作ったと冒頭に書いてありますが、支援者が読むべき本だよなぁと私は思います。最後までひととおり読んだあと、付箋を貼りながらもう1回しっかり読んだ。結果、付箋だらけだよ。でも、実際に親御さんの相談を受けているときにこんな風に考えを整理して助言できる気がしない。どうやったら自分のものにできるのか。っていうか、田中康雄さんを私のなかにおろしたい、何とかして。2022/04/22

はるごん

18
発達障害だからと決めつけず子どもや保護者の困っている事に寄り添っているのが読んでいて心地良かったです。診断された日から息子の行動を「これも特性かも」って決めつけて見ていた自分に反省。診断されたからではなく良いところや個性を見ていきたいと思った。2021/01/02

shizuca

8
子育てをしていて避けてとおれないのが、我が子の周りにいる子達との関わり。子ども同士の関係だから口を出すのは、とも思うけど、「◯◯ちゃんってひどいんだよ」や「あの子変だから遊ばない」と言うときに、その意見に同調して離れるのではなく、一度子どもと一緒にその子について違う角度から考えてみたい。そして我が子もそういう風に一面からでなく多角的に見てもらいたいし、そんな一面もあるよねと寛大に受け止めて欲しいし、受け止められて欲しい。いろんな子がいるからすべての子と仲良くするのは不可能だけど存在を認める事はしてほしい。2019/12/16

鳩羽

7
発達障害と診断されそうな子供の年齢別ストーリーを例に、親や保育士、教師、医者が、その子供が実際に感じている困難にどう対処することができるかを考えていく。発達障害と言ってもその症状は人によって場合によって様々であり、濃淡があり、変化していくもの。診断をするにしろしないにしろ、その対応は絶えず調整が必要となるので、子供の困りごとを解決していくことに重点を置く方が、長期的で臨機応変な対応が可能になるのだろう。むしろ適切な支援を受けられず、生きづらさを悪化させる方が恐ろしい。2020/09/11

chietaro

7
発達障害というよりも、子どもや保護者の困っているという訴えに耳を傾けているのが良かったです。保護者の不安に寄り添っている感じがしました。私は読んでいて過去のことを思い出し心が痛いです。みんなに優しい見方ができる教育・社会であって欲しいと思いました。2020/02/08

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