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内容説明
絶望の過去と現実から逃れようと酒を飲んだ。酒と過労で体を壊し、社会から疎外され、風雪の山野を四ヶ月さ迷った。死にきれず、アル中の施設に預けられ11年。アルコール中毒を病んだ日々、そこに至る人生のすべてを、償いとして、そして失われた人生を取り戻すために綴られた手記。
目次
第1章 悲の断片(母の思い出;友の死;仲間たち;串本;すれ違った友 ほか)
第2章 原点への回帰(故郷;米子;佐世保;東京;倉吉)
著者等紹介
田中敏之[タナカトシユキ]
1951年、鳥取県生まれ。72年、早稲田大学第一文学部哲学科入学。学生運動に参加。75年、帰郷して『疎外論』を執筆するも未定稿に終わる。85年、倉吉の新聞販売所に就労。92年、南販売所の所長となる。97年、アル中により改廃。05年、大阪メリノール・アルコール・センターに収容される。16年、出所(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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