内容説明
かぜ薬やバイアグラ、ダイエット薬、タバコ、カビ取り剤など暮らしのなかには化学物質を含んだ薬剤があふれている。安全だと思われているものでも、使い方を誤ったり、間違えて飲んだりすると害を起こす。その仕組みについて具体例をあげて化学的に解説し、対処法にも触れる。あわせて身近な魚介類のもつ意外な毒や海に潜む危険な生物についても解説する。
目次
第1章 日常生活に潜む毒物(ダイエット薬;解熱鎮痛剤;煙たがられるタバコ;バイアグラは安全かあ;胆のうは健康食品か;プラスチックボトル入りウォーター;シックハウス;花火の功罪;知っておきたい有毒ガス;有機リン系農薬;毒物の事故を防止する)
第2章 海に潜む毒物(食べると危ない海の毒;海で出会う危険―刺毒と咬毒)
第3章 毒で死ぬ人々(自殺;毒殺;毒物による死刑執行)
著者等紹介
T.Tu,Anthony[T.TU,ANTHONY][T.Tu,Anthony]
杜祖健(とそけん)。1930年台湾の台北市に生まれる。1953年国立台湾大学理学院化学系卒業。1954年に渡米。スタンフォード大学でPh.D.(化学)取得。コロラド州立大学名誉教授。順天堂大学客員教授。動物毒、特にヘビ毒タンパク質の構造と生理活性の相互関係のラマン分光法による研究が専門(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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