内容説明
本書は免疫系を横観して、その全体像をやさしく解説することを趣旨とした本である。免疫を学ぼうとする人が、まず読む本として、あるいは副読本として、もっと詳しい免疫学縦観教科書を読む傍ら本書を読めば、きっと免疫の理解が容易になるだろうし、初学者の域を脱した人でも本書により大いに知識が整理されるに違いない。しかもきわめて平易に書かれていて短い本であるから、覚悟して机にすわって読まなくても、立って電車の中でも短時日で読める気軽さがある。
目次
1 概論
2 先天免疫系
3 B細胞と抗体
4 MHC分子と抗原提示
5 T細胞とサイトカイン
6 リンパ系器官とリンパ球の往来
7 寛容誘導とMHC拘束
8 免疫病理学
道を外れた免疫系
9 がん細胞と免疫系
著者等紹介
大沢利昭[オオサワトシアキ]
1930年群馬県に生まれる。1953年東京大学医学部薬学科卒。東京大学名誉教授。専攻は、生化学・免疫化学。薬学博士
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