出版社内容情報
不況直撃の自動車産業界「工場閉鎖」はいまや身近な問題となった。本書は80年代後半世界一の自動車メーカーGMが崩壊に向かうなかで「工場閉鎖」をめぐる巨大企業と一地方労組との攻防を軸に労働者側から米自動車業界を考察。90年代の自動車業界を働く者の視点を提起。
内容説明
80年代、ゼネラル・モーターズ(GM)で工場閉鎖が次々と行われた。本書はGMの一工場を舞台に地域・マスコミを巻き込み、5年間にわたって繰り広げられた攻防を当事者の証言にもとづいて客観的に分析、研究した。何が工場を救ったのか―、その全貌が明らかになる。
目次
第1部 舞台設定
第2部 ゼネラル・モーターズ物語
第3部 GMバン・ナイズ工場操業を続行させる運動
第4部 バン・ナイズ闘争の教訓