内容説明
半世紀にわたって現地を訪ずれ、貴重な写真とレポートをもたらした著者の畢生の最新刊。
目次
序説 問題提起 紛争の根源はどこに
概観 中東百年紛争
ユダヤ民族主義―「シオニズム」の歴史と構造
パレスチナ民族主義の歴史と構造―「パレスチナ問題」の根源はどこに
パレスチナ民族運動の変遷
遥かなる道標―「共存」への模索
中東戦争とハマスの選択
土地の歴史―パレスチナ所有の根源はどこに
ユダヤ人入植地の構造
「共存」思想の誕生物語―パレスチナ苦渋の選択
パレスチナ人とイスラエル―「共存」モデルの構築を求めて
ヘイカルが読み解く「アラブの春」後
試論「アラブ民主革命」論
著者等紹介
森戸幸次[モリトコウジ]
1950年群馬県生まれ。1973年東京外国語大学卒業。1980年‐83年時事通信社ベイルート特派員、1991年‐93年エジプトの「アルアハラム」政治戦略研究センター客員研究員などを経て、1995年静岡産業大学経営学部助教授、1999年同教授。社会科学入門(思想・西洋哲学史)、国際関係・政治論、中東地域論を担当、拓殖大学大学院でも中東研究(現代中東論)の教鞭を執る。過去40年間にわたって中東百年紛争史を研究、アラビア語を駆使して情報・データを分析、1990年代のオスロ合意に基づく中東和平プロセスの崩壊を現地調査・研究からいち早く予測したことで知られる。パレスチナ関連著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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