胎児化の話

胎児化の話

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 152p/高さ 19X13cm
  • 商品コード 9784806723097
  • NDC分類 469
  • Cコード C0040

出版社内容情報

人間は性熟したサルの胎児か?人類は類人猿から進化して生まれた、という進化論に対して、人間は類人猿の早熟な幼児である、つまり人間はサルの胎児化“赤ちゃん化”だというネオテニー説が、ひそかなブームになっている。胎児化とは何か、その証拠とされることがらを検証し、胎児化説の誤りをわかりやすく解説する。  ●●●「まえがき」より=進化論の始祖といわれるイギリスのチャールズ・ダーウィンが、「種の起源」を発表してから、人間は大昔に類人猿の仲間から進化してうまれてきた、と考えられるようになってきました。つまり、人間はいまから何百万年かのむかし、いまでは死に絶えて、その姿を見ることのできない類人猿を本家とし、その分家として血統が枝分かれしてきた、というわけです。ところが、このような人間の進化説に対して、人間は類人猿の分家ではなく、本家の類人猿のませた(早熟な)子どもだ、という進化説が、ひそかなブームになってきているのです。このような人間の進化説は、古くからあって、その名を「胎児化説」とよんでいます。胎児化説は、一昔前日本でも話題をよんだ、ポルトマンの本の中でも取り上げられていますので、ご承知の方も多いかと思います。そして、胎児化説は、いまでは内容も拡充されて「ネオテニー説(幼形成熟説、または幼態成熟説)」とよばれ、専門の科学者にも信奉者を広めているありさまです。もし、このような説が正しいとすると、みなさんのお子さん、あるいは弟さん・妹さんが、小学生か中学生の年ごろまでに体の生長がとまり、その段階で生殖器や生殖機能だけが大人並に発達すると、人間には新たな進化がおこり、みなさんのお子さん・弟さん・妹さんは、まさに新人類いな未来人になる、ということになります。私はこの本で、この胎児化説が科学的に正しいか否かを考え、そして、どうしてこのような人間の進化説が生まれてきたのか、その背景もさぐっていきたいと思います。●●●  【主要目次】▲▲第1章・日本人の信仰と神様=日本の年中行事/宗教の起源と進化/日本人の神様/シャーマニズムとは  ▲▲第2章・胎児化説=人間の解剖学的特徴/性熟とは/アホロートルの胎児化/人間の体の特徴/人間の進化/大脳化説/直立二足歩行説/胎児化説の証拠/胎児化説の誤り/まるい顔/鼻曲り/前曲りの腟/人間の進化と社会の進化/ポルトマン説/発育の遅滞説/社会の存在と生物の変化/ヒトと人間/まとめ  ▲▲第3章・質問と答=進化と退化/まっすぐな背骨/ヒトの進化と性周期/ヒトの処女膜/女子生徒の早熟/ヒトの青年期/個体発生と系統発生の考え方/子供の社会科学教育/胎児化説と人種差別・男女差別/神道と呪術/日本の宗教と胎児化説の関係

目次

第1部 日本人の信仰と神様(日本の年中行事;宗教の起源と進化;日本人の神様;シャーマニズムとは)
第2部 胎児化説(人間の解剖学的特徴;人間の進化;胎児化説の証拠;胎児化説の誤り;人間の進化と社会の進化)
質問と答

最近チェックした商品