脳を開けても心はなかった―正統派科学者が意識研究に走るわけ

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脳を開けても心はなかった―正統派科学者が意識研究に走るわけ

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  • サイズ 46判/ページ数 280p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784806716600
  • NDC分類 404
  • Cコード C0040

出版社内容情報

分子生物学、脳科学、量子論、複雑系、哲学、さらに最先端のAIまで、
意識研究の過去から近未来までを展望。

「意識」に代表される生命現象のすべては、物質レベルで説明できるのか。
意識研究に挑んできた世界の天才・秀才科学者たちの心の内を、
日本を代表する科学ジャーナリストがインタビューや資料から読み解く。

ノーベル賞科学者に代表される正統派科学者が、脳と心の問題にハマるのははぜか。
その理由から浮き彫りになる現代最先端科学の光と影。

内容説明

「意識」に代表される生命現象のすべては、物質レベルで説明できるのか。意識研究に挑んできた世界の天才・秀才科学者たちの心の内を、科学ジャーナリストがインタビューや資料から読み解く。ノーベル賞科学者に代表される正統派科学者が、脳と心の問題にハマるのはなぜか。その理由から浮き彫りになる現代最先端科学の光と影。分子生物学、脳科学、量子論、複雑系、哲学、さらに最先端のAIまで、意識研究の過去から近未来までを展望。

目次

1章 二〇世紀の科学の勝利とほころび
2章 ノーベル賞から「意識」へ
3章 哲学?いや科学で解こう
4章 「AIは意識を持つか」論争
5章 複雑系は還元主義の限界を突破できるか
6章 ノーベル賞科学者が意識研究に走るわけ

著者等紹介

青野由利[アオノユリ]
科学ジャーナリスト。毎日新聞で生命科学、天文学、宇宙開発、火山など幅広い科学分野を担当し、論説委員やコラムニストを務めた。科学報道を牽引してきた業績で2020年度日本記者クラブ賞受賞。東京生まれ。東京大学薬学部卒。東京大学大学院総合文化研究科修士課程修了。フルブライト客員研究員(MIT・ナイト・サイエンス・ジャーナリズム・フェロー)、ロイター・フェロー(オックスフォード大学)。著書に科学ジャーナリスト賞を受賞した『インフルエンザは征圧できるのか』(新潮社)、講談社科学出版賞を受賞した『ゲノム編集の光と闇―人類の未来に何をもたらすか』(ちくま新書)等(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mim42

14
科学ジャーナリストの視点で編纂された意識の科学史。25年前の書籍のアップデートということで正直そこまで期待はしていなかったが、結果としては大変有意義な読書時間となった。前提知識が無い人でも楽しめそうな内容。メインテーマは「なぜノーベル賞クラスの物理学者が意識科学に転向するのか」であり、最近の意識科学という訳ではない。しかし、物理学者ならぬ哲学者のディヴィド・チャーマーズによるNeurips基調講演のarxiv原稿がサマリーされているなど、見所多数。著者と一流研究者たちの生の会話に基づいた記録は貴重だ。2024/04/01

チェアー

5
いま心のことを語るならば、チャットGPTや AIとの関係は必須だと思うのだが、それについては深く触れられておらず、もっぱら4半世紀前のインタビューや講演をベースに書いている。25年前の知見の上に無理矢理、今の話を言い訳のように載せるのではなく、新たに書き起こすべきだったと思う。 誤字もいくつか散見された。 2024/04/30

くらーく

3
四半世紀前の本なのですな。古さは感じないな。それだけ、この分野が進んでいないという事か? タイトル通りの事を、湯川秀樹が実施していたのは、初めて知った。遺言した母親と実施した湯川秀樹。両方とも凄いけどな。大統一理論のように、意識の理論化が出来るかどうかは、さっぱり分かりませんが、研究がこちらの方に来るのは分かるような気(気持ちですよ)がします。シンギュラリティまであと10年位?でしょうかね。強いAIが出来た時に果たしてどんな成果が出てくるのでしょうかねえ。生きていたとしても、わかんないだろうな、さっぱり。2024/04/25

古民家でスローライフ

2
ノーベル賞受賞者を含む多くの科学者が、なぜ「意識」という難解な問題に挑むようになったのか、その動機や研究の現状を、科学ジャーナリストである著者が豊富なインタビューと資料に基づいて深く掘り下げた一冊。人にはなぜ意識が存在するのか?多くの業績を残した科学者たちが最終的に行き着く疑問として、様々な分野のプロフェッショナル達が解明に挑む過程はスリリングであり、読んでいて楽しい。専門用語を避け、一般読者にも理解しやすいように、複雑な科学的な概念を平易な言葉で説明しているので、意識の謎に興味のある人にはおすすめ。2024/12/03

RX93

2
【意識研究の歴史・変遷や動向を解説。様々な研究者の言説についての見取り図】未知の神秘力?/科学で解く/AIは/複雑系は▼一元論(唯物論/唯脳論) vs 二元論-今の物理の延長かそれ以上の何かか▼要素還元では意識は解けない。そこで複雑系&創発性?(#創発とはいっても神秘的な何かではなかろう)。要素の相互作用という意味ではIITもそのひとつ▼最近: IIT, GNW, FEP▼「知性と意識は別物」(#意識は身体や思考を「制御」するためのもの?そこに知性はあってもなくても可)2024/06/18

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