目次
第1章 国連化と非国連化の相克―経済問題を中心にみた国際機関の政治性(思想としての国際機関;国連化と非国連化 ほか)
第2章 世界銀行の開発ディスコースとネオ・リベラル型統治性―批判的考察(問題設定としての開発ディスコース;主流派開発ディスコースの特徴;新たな統治体制の出現―ネオ・リベラルの奸計?)
第3章 貧困削減戦略における新視点―PPAとPRSP(微視水準と巨視水準との連結;貧困削減への参加;貧困削減の戦略;有能感による自己統制)
第4章 国連「貧困根絶のための十年」と脱貧困方策(国連「貧困根絶の十年」と貧困緩和・解消のための手段;脱貧困・貧困化のダイナミズムとマイクロファイナンス;最貧困層を対象とする脱貧困プログラム)
第5章 貧困削減とマイクロクレジット(貧困層を取り巻く信用市場;マイクロファイナンスを通じた市場への参加のメカニズム;MFの2つの方向―金融制度アプローチと統合的アプローチ)
著者等紹介
佐藤元彦[サトウモトヒコ]
1958年生まれ。慶応義塾大学経済学部卒業。広島大学大学院社会科学研究科博士課程単位取得退学。特殊法人日本学術振興会特別研究員(PD)、愛知大学経済学部専任講師、助教授などをへて、現在、同教授
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