100円のコーラを1000円で売る方法〈3〉

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100円のコーラを1000円で売る方法〈3〉

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  • サイズ B6判/ページ数 238p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784806147640
  • NDC分類 675
  • Cコード C2034

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内容説明

イノベーションとリスクに挑戦しろ。国内大手ライバル・バリューマックス社との市場競争を生き抜いた宮前久美と駒沢商会だったが、ついにグローバル企業の黒船が襲い掛かる。しかも、そのトップはかつての仲間であり師匠の与田誠だった―。彼女はグローバル競争のハリケーンが吹き荒れる日本企業で「新たな成長となるイノベーション」を起こすことができるか?シリーズ完結!現状維持は破滅。新たな顧客と市場を創り出せ!イノベーションからM&A、グローバル競争戦略まで1冊でつかめる!

目次

1 破壊的なライバルは外からやって来る―グローバル市場の怖さ
2 iPhoneやKindleはなぜ世界中で使えるのか?―個別カスタマイズから標準品へ
3 企業メッセージの99・996%はスルーされる―共感の時代のマーケティング戦略
4 無料でも儲かる仕組みとは?―フリーミアムのビジネスモデル
5 トランジスタラジオが真空管ラジオを駆逐した理由―イノベーションのジレンマ
6 買収するほうが立場が強いとはかぎらない?―交渉の成否を握るBATNA
7 なぜグーグルはYouTubeを買収したのか?―M&Aを成功させる方法
8 アップルがiPadでパソコンを否定した理由―イノベーションの作法
9 有料で1万人に売るか、無料で100万人に使ってもらうか?―数が生み出す新たな価値
10 動きながら考える―イノベーターの素養

著者等紹介

永井孝尚[ナガイタカヒサ]
日本アイ・ビー・エム株式会社ソフトウェア事業部SWGイネーブルメント部長。1984年に慶應義塾大学工学部卒業後、日本アイ・ビー・エム入社。1991年よりIBM大和研究所の商品プランナーとしてグループウェア製品を企画し立ち上げるもバブル崩壊で大苦戦。マーケティングプロモーションの傍ら、セールスとして全国を飛び回り、3年間で多くの大規模プロジェクトを獲得する。1996年にはグループウェア製品開発チームのマネージャーとしてお客様をサポート。現在はスキル開発責任者として人材育成を担当。2013年からは多摩大学大学院・客員教授に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

へロム

70
第3巻目のテーマは、「イノベーションのジレンマ」。イノベーションにも持続的イノベーションと破壊的イノベーションがあり、Apple社の例を取り上げ分かりやすかった。このシリーズを通して言えることですが、ストーリーを楽しみながら、いろいろなビジネス理論に触れることができ為にもなる、一石二鳥のシリーズでオススメです。[図書館本]2014/04/16

レアル

31
シリーズ3弾。今回は「イノベーションとリスク」。自分の長所を利かす事は大事だが、それが時代遅れになるものであれば無駄になる。そして顧客に特化してニーズを追い求めると社会が求めているニーズの全体像が見えなくなる。標準化して特化したニーズではなく、標準化をして、その中で顧客の満足度をあげる。なるほど、会社を大きくしようとしたり、より自社の製品の売り上げを伸ばそうとしたいなら、目の前の顧客のニーズだけではなく、壁の向こうにいるお客まで見据えなければならないという事ね。2023/11/30

はふ

21
マーケティング戦略を分かりやすく解説した、小説形式のシリーズ第3作目。本作は「イノベーションとリスク」についてがテーマである。 印象に残っている箇所として、自社の長所を伸ばしていく事は重要であるが、それが時代遅れのものであるならば、無駄になってしまうという所がある。長所を伸ばしていくという戦略は、どんのような場合においても、最適な戦略だという認識があったため、考えを改める必要があると思った。 本シリーズで一貫していたテーマである、「つねに顧客の価値を考えること」はこれからも追求していくべきテーマだと思った2023/01/04

Mark

19
シリーズ3作目は、7年前の出版ですが、流石はIBMの人らしく、現在のAIの到来を的確に予測しておられます。経営学的には、イノベーションとリスクテイクのテーマに沿って、グローバル化、DX、M&Aなどがコンパクトに述べられていてわかりやすいです。ビジネスの基本として一貫しているのは、「つねに顧客の価値を考えること」。価値を生み出せない組織を社会は必要としていないという事です。2020/10/09

しおつう

18
このシリーズも、やはり続巻が1作目を超えることは出来なかった様には思うが、それなりに印象に残るエピソードは幾つかあった。過去の成功体験が失敗を招くということ。もちろん成功体験それ自体は将来的にも役立つ価値を持っているのだが、時代は常に動いているのであり、その部分に修正を加える必要がある。特に一定の時間内に世の中が変わるスピードは加速しており、現状維持は衰退と同じ意味を持つところまで来ていると言えるのでは…というのが自分なりの見解。2023/04/21

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