出版社内容情報
環境マネジメントシステムの基本を,コンサルティング経験豊富な著者がやさしく説明するとともに、各業界での取得経緯・運用方法を企業の実名入りで紹介。入門書として最適の一冊!
内容説明
本書では、三つを目的に説明していきます。一つめは、理解しにくいと言われているISO14001の規格要求事項を、簡潔・明瞭に解説することにより、「ISO14001規格は難しくないこと」、そして「具体的に各規格要求事項は、何を要求しているのか?」が明確に理解できることを目的としています。さらに、実際に審査を受ける際のトラブル事例として多く見られる「迷惑な規格解釈例」を併せて紹介することにより、読者が今後のシステム構築および審査を受ける場合において、参考となるように心がけました。二つめは、「どのようにして、ISO14001の規格に沿った環境マネジメントシステムの構築を行なうのか」が理解できることを目的に説明していきます。具体的には、システム構築において、手戻りなどなく効率的に構築でき、かつ経営上も役立つような効果的なシステムを作るために、構築上のポイントとなる具体的な構築手順、方法について説明します。三つめの目的は、これから環境マネジメントシステムの構築・運営を行なっていく担当者に対して、環境マネジメントシステムを有効に利用することにより、コストダウン、売上げの向上、業務改善、社員の士気高揚など、経営上どのようなメリットが享受できるのかについて理解してもらうことです。具体的には「どのくらいの期間で構築できるのか」「構築するために必要な体制をどうするのか?」といった疑問に答えるために、ISO14001の“取り方”“経営上の生かし方”を、実際に成功している企業の事例を紹介して説明しています。
目次
第1章 今なぜISO14001なのか
第2章 認証取得事例―認証の取り方、生かし方
第3章 ISO14001の基本を理解する
第4章 ISO14001規格要求事項の解釈を理解する
第5章 迷惑な規格解釈例
第6章 環境マネジメントシステムの構築手順
第7章 ISO14000今後の動向
著者等紹介
唐住尚司[カラスミショウジ]
大手エンジニアリング会社を経て、監査法人トーマツマネジメントコンサルティング部門にて、建設・製造業に対する「株式公開支援」、「日本型BPRをベースとした業務改革支援」等のコンサルティングに従事。現在はISO14001認証取得コンサルティング、講演、執筆を行っている。建設、電力、商社、サービス業等、100社以上のISO14001導入コンサルティング実績を持つ。特に大手建設業、廃棄物処理業、ビルメンテナンス業に対する環境マネジメントシステムコンサルティング実績は業界内でトップクラスの実績を持つ。主な著書に『図解 環境会計早わかり』(編著、中経出版)、『最新ISO14001認証取得マニュアル』(編著)、『建設業のISO14001入門』(共著)、『よくわかるISO』(共著)、(以上、日本能率協会マネジメントセンター)、『トーマツの環境会計入門』(編著、日経BP社)、『環境報告書作成マニュアル』(編著、PHP研究所)がある
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