集英社新書<br> アルゴリズム・AIを疑う―誰がブラックボックスをつくるのか

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集英社新書
アルゴリズム・AIを疑う―誰がブラックボックスをつくるのか

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  • サイズ 新書判/ページ数 240p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087213638
  • NDC分類 007.3
  • Cコード C0204

出版社内容情報

あなたの選択はすでに誘導されている!?

生成AIをはじめ技術の進歩が加速するなか、GoogleやAmazon、X、食べログなどのデジタル・メディアに惑わされないためには「アルゴリズム・AIを疑う力」を身に着けることが重要だ。

わたしたちが日常的に使っているこれらを例にデジタル・メディアやAIのしくみをわかりやすく解説する。

■内容紹介■
生成AIを筆頭に新しい技術の進歩は増すばかりの昨今。SNSや検索エンジンなどの情報は「アルゴリズム」によって選別されている。しかし私たちはそのしくみを知らないままで利用していることも多い。アルゴリズムを紐解くことは、偏った情報摂取に気づき、主体的にメディアを利用する第一歩なのである。
本書は、アマゾンや食べログなどを例に、デジタル・メディアやAIのしくみを解説。ブラックボックス化している内部構造への想像力を高めることを通じて、アルゴリズム・AIを疑うための視点を提示する。メディア・リテラシーのアップデートを図る書。

■著者プロフィール■
一九七七年東京都生まれ。京都大学総合人間学部卒業後、日本IBMや楽天にてWeb開発、デジタル・マーケティング、UXデザイン等に従事。東京大学大学院学際情報学府博士後期課程修了・博士(学際情報学)。現在、武蔵大学社会学部メディア社会学科准教授。専門はメディア論、メディア・リテラシー。著書に『Google SEOのメディア論: 検索エンジン・アルゴリズムの変容を追う』などがある。

■目次■
はじめに

第1章 アルゴリズムとは
1 アルゴリズムの日常性
2 アルゴリズムの基本構造
3 アルゴリズムとAIの違い

第2章 アルゴリズムの実際
1 グーグルのランキング・アルゴリズム
2 アマゾンのレコメンド・アルゴリズム
3 食べログのレビュー・スコアリング
4 Xのタイムライン表示アルゴリズム
5 アルゴリズムと「プラットフォーム資本主義」

第3章 アルゴリズムと社会問題
1 認知資源を奪い合うアルゴリズム
2 情報選別の権力となるアルゴリズム
3 マーケティング装置としてのアルゴリズム
4 偽情報・誤情報を拡散するアルゴリズム
5 ユーザーを商品化するアルゴリズム

第4章 アルゴリズムとブラックボックス
1 ブラックボックスとは
2 誰がブラックボックスを作るのか
3 アルゴリズムの公開は可能か

第5章 アルゴリズムのメディア・リテラシー
1 メディア・リテラシーとは
2 メディア・インフラ・リテラシーの可能性
3 アルゴリズムを相対化する視座

おわりに

内容説明

生成AIを筆頭に新しい技術の進歩は増すばかりの昨今。SNSや検索エンジンなどの情報は「アルゴリズム」によって選別されている。しかし私たちはそのしくみを知らないままで利用していることも多い。アルゴリズムを紐解くことは、偏った情報摂取に気づき、主体的にメディアを利用する第一歩なのである。本書は、アマゾンや食べログなどを例に、デジタル・メディアやAIのしくみを解説。ブラックボックス化している内部構造への想像力を高めることを通じて、アルゴリズム・AIを疑うための視点を提示する。メディア・リテラシーのアップデートを図る書。

目次

第1章 アルゴリズムとは(アルゴリズムの日常性;アルゴリズムの基本構造;アルゴリズムとAIの違い)
第2章 アルゴリズムの実際(グーグルのランキング・アルゴリズム;アマゾンのレコメンド・アルゴリズム;食べログのレビュー・スコアリング;Xのタイムライン表示アルゴリズム;アルゴリズムと「プラットフォーム資本主義」)
第3章 アルゴリズムと社会問題(認知資源を奪い合うアルゴリズム;情報選別の権力となるアルゴリズム;マーケティング装置としてのアルゴリズム;偽情報・誤情報を拡散するアルゴリズム;ユーザーを商品化するアルゴリズム)
第4章 アルゴリズムとブラックボックス(ブラックボックスとは;誰がブラックボックスをつくるのか;アルゴリズムの公開は可能か)
第5章 アルゴリズムのメディア・リテラシー(メディア・リテラシーとは;メディア・インフラ・リテラシーの可能性;アルゴリズムを相対化する視座)

著者等紹介

宇田川敦史[ウダガワアツシ]
1977年東京都生まれ。京都大学総合人間学部卒業後、日本IBMや楽天にてWeb開発、デジタル・マーケティング、UXデザイン等に従事。東京大学大学院学際情報学府博士後期課程修了・博士(学際情報学)。現在、武蔵大学社会学部メディア社会学科准教授。専門はメディア論、メディア・リテラシー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

29
生成AIをはじめ技術の進歩が加速するなか、日常的に使っているデジタル・メディアやAIの「アルゴリズム」の仕組みをわかりやすく解説する1冊。アルゴリズムとはどういったものか、その基本構造とAIの違い。GoogleやAmazon、Xのアルゴリズムや食べログのスコアリング、認知資源を奪い合い情報選別の権力となり、偽情報・誤情報を拡散させてユーザーを商品化するアルゴリズムと社会問題、そのブラックボックスを知ったうえで、利用者はどう向き合うべきか。どういうものか全体像をざっくりと把握するにはいい1冊だと思いました。2025/06/17

kuukazoo

17
仕組みがわからずとも利活用できるのは確かに便利。スイッチを押す、検索ワードを入力する、ポチっとクリックする、だけで欲しいものが手に入る。そのようにブラックボックス化した仕組み、いちいち考えなくても欲求を満たせる便利さに慣れ受け身になり過ぎて、疑ったり考えたり探したり学んだりすることを奪われてないか?本当に自分で「選んでいる」のか?人間とは基本的に楽をしたい、信じたいものしか信じたくない生きもの。仕組みの背後にいる作り手に利用され操作されてる可能性だってある。そのへんに自覚的でいましょうねという1冊だった。2025/08/13

崩紫サロメ

14
SNSやECサイトで表示される「おすすめ」などから、そのアルゴリズムを解き明かしていく。多くのプラットフォームが広告収益で成り立っている以上、「見たいものだけを見せる」という構造が出来上がり、それが世界だと誤解してしまう人もいる。そこから抜け出すために、設計者の視座やプロセスに対する想像力が必要であると説く。これは実はあらゆる学問に通じる姿勢であり(歴史学なら史料の持つ性質への想像力、など)、誰もが取り組める有意義な指摘である。2025/08/03

kitten

11
図書館本。難解だった。要するに、アマゾンやグーグルなんかの検索順位のアルゴリズムが、ブラックボックスになってるのが、怖いよね?でも、オープンにされたところ簡単に理解できるもんじゃない。ただ、AIはさらにブラックボックスなので、確かに怖いところはある。変なAI使われると怖いが、どうやって監視するんだろう?一般人には難しすぎるよね。2025/07/12

ヘビメタおやじ

6
面白かったし、気づかされました。むやみにネット上のランキングを信じてきたわけではありませんが、ここまでの視点で考えたことはありません。確かに一度閲覧すると、やたらCMがあちこちに現れるなと思っていました。その裏にはこんなアルゴリズムと社会環境が隠れていたんですね。そして、自分のプラットフォーム上の行動がアルゴリズムを動かして、出力を起こしていると思うとちょっと恐ろしくも感じました。むやみに恐れる必要はないけれど、この感覚を筆者は維持することを勧めているのかとも思いました。2025/08/27

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