内容説明
本書の主人公はふしぎな人物である。知れば知るほど、真の意味の《深さ》を感じさせる。ごく平凡に並みの生活をするだけだったのに、一貫して普通の人々、そして彼の同僚であった牧師たちとは、違う目当てをめざして、生き抜いた。―神の栄光のみを求めて。
目次
第1章 朱基徹―生涯の時代的背景
第2章 一つの生涯の出発(彼の家系;幼小時代と教域;五山学校での修学)
第3章 教職志望の意義(延禧専門学校商科への進学;四年半の仮住まい―熊川で;平攘長老会神学校での教育)
第4章 朱基徹牧師の牧会時代(釜山草梁教会での牧会;馬山文昌教会の牧会;殉教への道をたどる)
第5章 山亭〓教会牧会、(平攘山亭〓教会牧師、朱基徹;朱基徹と民族主義)
朱基徹の殉教史(1938年2月、朱基徹の最初の拘束;1938年8月、朱基徹の第2回拘束;1939年9月、朱基徹の第3次拘束;1940年9月―朱基徹の第4次〈最後の〉拘束)