出版社内容情報
西洋最高の兵学書といわれる「戦争論」。戦争を論理的に解明、勝つための思考法と方法論を体系づけたこの書物のエッセンスをやさしく解説する。戦史も豊富に取り込んだ、戦略論の最高の教科書!
内容説明
クラウゼヴィッツは精神力こそ軍事行動に最大の影響を与えるものとし、その要素として、（１）将帥の才能、（２）軍隊の武徳そして（３）軍隊における国民精神を挙げていますが、これを現代風に読みかえれば（１）企業トップの経営手腕、（２）企業における自信、誇り、やる気そして（３）社員の企業への忠誠心ということになるでしょう。すなわちこの『戦争論』の内容は現代のマネジメント、それも上級のマネジメントへの大きな参考となり、指針となるものを持っているということです。
目次
序章 『戦争論』を深く読むための基礎知識
第１章 「戦争」とはどのようなものか
第２章 「戦争」は理論的にどのように説明されるか
第３章 「戦略」とはどのようなものか
第４章 「戦闘」とはどのようなものか
第５章 何が「戦闘力」を決定づけるのか
第６章 「守勢」と「攻勢」はどちらが有利か
終章 なぜ「戦争計画」は重要なのか
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ペイフォ
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「戦争は政治の延長」との論点で、戦史を政治的な文脈で読み解いた本。名将になるのに特別な才能は要らない、とするのはドラッカーに近いか。戦略については孫子の兵法に、戦術についてはカイゼンやＴＯＣに至らないものの、俯瞰的かつコンパクトに理解するには十分な内容。ロジスティクスではなく兵站という用語を使っているのはビジネス用語と意味合いが違うから。イエローハットの創業者が行っているトイレ掃除を兵站だと解釈すればとても合理的だとわかる。日本海軍の戦術のみ優秀とする見方は現代の日本にも通じるところがある。2012/03/17
yanapong
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ごく簡単なアウトライン。2012/01/15
t_hirosaki(t_hirosaki)
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戦争論は積んではいるものの余りの分厚さに読む気が起こらないので取り敢えず様子見から。戦争論の内容云々というよりは戦史の話がメインだった気がする。ハンニバルの話が面白かったかな。栗田艦隊謎の反転に関する記述があったけどこの解釈ってどの程度信用できるんだろう。永遠の0読んでうわあ弱腰って思ってたから新しい解釈で面白いなあって思ったものの……。2011/02/27
tak
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解説書としては秀逸。戦場が俯瞰できるスポーツやマクロビジネスの考察を補完する。2011/01/01
ヴァニラブックス
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「戦争論」の概要を古今東西の戦史に当てはめて解説しています。ただリーダーシップについて学びたいビジネスマンには物足りないない内容でしょう。あくまで戦史・戦略・戦術についてのガイドブックとしてとらえるべきです。2008/12/08
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