出版社内容情報
「繁栄を通して、平和と幸福を追求する」という哲学を自らの経営の場で縦横に実践して今日を築いた幸之助翁の思想的背景、根源はどこにあるのか。幸之助翁を思想家として説き明かした初の快著。
内容説明
松下電器が今日の姿になりえたのは、極論すれば、幸之助イズムともいうべき《人間とは何か》の本性・本質の追求が経営の隅々にまで生きていたからである。生きとし生ける人間に対する平和、幸福、繁栄を問い続けてきたPHP思想の体系づけと実践活動が、半生の中で髄所に見られ、経営の節々にそれが活きている。幸之助翁を「思想家」ととらえることで、老翁の半生をながめてみる。そんな書物はできないものか、との着想をもって書き上げたのが本書である。
目次
第1章 人生は豊かでなくてはならない
第2章 最大の集団活性術は「衆知経営」にあり
第3章 「ダム経営」が心のダムをつくる
第4章 危機感の創出は社会の発展に繁がる
第5章 新しい人間観を提唱する
第6章 幸之助スピリットが生きる松下電器
第7章 いまPHPで何が起きているか
第8章 幸之助イズムの社会的影響をみる
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