内容説明
キャリア初期にある看護師が学生から看護師へと役割を移行し、病棟に適応していく過程を質的研究によって明らかにし、そこから見えてくる、新人への組織的・個人的な支援の方法や関わり方を解説。
目次
第1章 看護を取り巻く環境の変化(新人看護師を取り巻く環境;免許取得前の看護基礎教育 ほか)
第2章 キャリア初期にある看護師の病棟への適応過程―離職と継続の間で揺れる心―(初めて経験する看護師としての重圧;「居場所がない」という感覚 ほか)
第3章 安心できる職場環境をつくる(気にかける:不安を軽減する;言葉をかける:元気を引き出す ほか)
第4章 専門職として後輩を育てる組織風土(人を育てるということ―恩送り;他者をケアするということ ほか)
第5章 看護で選ばれる病院を目指して(専門職意識;自分の市場価値 ほか)
著者等紹介
宮脇美保子[ミヤワキミホコ]
慶應義塾大学看護医療学部教授。博士(看護学)。文部省長期在外研究員として、米国でケアリング研究に従事。鳥取大学医学部保健学科、順天堂大学医療看護学部等を経て、2009年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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