内容説明
災害は起こった状況によって違う顔を持っています。一つの物差しで全てを測ることも対処することもできません。その人、その地域、その企業の身の丈に合った、日常的にさりげなく安全を取り込む「スマートな防災」を始めてみませんか?
目次
第1章 防災は、おとこ(漢)のロマン
第2章 スマート防災訓練
第3章 スマート地域防災
第4章 自治体のスマート防災
第5章 個人と組織のスマート防災
第6章 企業のスマート防災
第7章 ドローンで防災革命
第8章 先人の知恵「災害を忘れさせないための四つの物語」
著者等紹介
山村武彦[ヤマムラタケヒコ]
1964年新潟地震のボランティア活動を契機に、防災アドバイザーを志す。世界中の現地調査は250か所以上、その教訓を伝える防災講演は2000回を超える。自治体や企業の防災アドバイザーを務めるなど実践的防災・危機管理対策の第一人者。現在、防災システム研究所所長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Hisashi Tokunaga
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山村氏の活躍を知るセミプロ用のテキストと評価したのですがどうだろう。近年に出てきた新課題に応える好著。2016/06/19
卓ちゃん
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「災害後に行方不明者の捜索、救助、仮設住宅建設、復旧復興などに莫大な費用をかけるより、安全な場所に集団移転するほうが、よほど費用対効果は高いのである。 自治体は避難勧告を発令することが目的化していて、避難しないのは住民の責任と、自治体の責任回避のためのヒナン勧告発令といわれても仕方がない。 大切なのは、百科事典のような分厚いマニュアルではない。いざというとき、連絡を取りたいキーマンと連絡が取れること、それがスマート防災なのである。」ごもっとも。2019/11/06